【翻訳記事】-Martin Juzaのティムール荒野の再生プレイングガイド-

翻訳

どもっ。NIMAMEです。

翻訳記事の更新が随分と滞ってしまってすいません。「テーロス魂還記」が発売され、僕も新環境スタンにお熱。ついつい筆が怠け気味となってしまいました。わかっちゃいるけど、「サラリーマン・プレーヤー・サイト更新」の三足の草鞋はなかなか楽なものではないですね。くうっ。

まあ、出来ない言い訳ばかり考えていても仕方ない。鉢巻を締め直し、これからより一層イケている『MTG Digging』の姿を皆さんにお届けしていきたいと思っておりますので、これからもどうぞよしなに。

さて、前置きはこの辺りにして早速記事の翻訳に移っていきたいと思うのですが、その前にひとつ宣伝。

相方のUs_Apart君が、アリーナミシックランキングの1位に登りつめたたようで。

めっちゃ凄いですよね。軽く嫉妬しちゃいます。

もちろん本サイトに、そこで使用していた『グルールアグロ』の解説記事を掲載してくれているので、是非是非お目通しを。気になることがあったら、ドシドシ質問してあげちゃってくださいね!

ではではお待たせいたしました。CHANNEL FIREBALLより、Martin Juzaの記事をどうぞ。

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Reclaiming Standard with Temur Rec

Martin Juza Standard Article Featured Image with Brazen Borrower

BY MARTIN JUZA / FEBRUARY 2, 2020 原文はこちら

スタンダードメタゲームチャレンジでは、たくさんの新しいデッキを試すことが出来たよ。そして、その数あるデッキたちの中でも最も気に入ったのが『ティムール荒野の再生』なんだ。始めてプレイしたデッキなのに、7-0のパーフェクトレコードを達成。そのときのプレイ動画は、ここで見ることが出来る。

このデッキは非常に強力で、これからのメタゲームで無視することが出来ない存在になるだろう。

Temur Reclamation

画像タップでダウンロードページへ

元のリストは、Alexander Steyerのものを参考にした。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《老いたる者、ガドウィック》のようなカードに対し最初は懐疑的でしたが、使ってみるとどちらもビックリするほど強力(!)メインデッキは非常に満足いく仕上がりとなっている。

『シミックランプ』の《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が好きになれない理由は、以前述べ たとおりだ。《探検》効果のために3マナ払うのは割に合わないし(デッキには既に十分な数のマナジャンプ手段もある)、《茨の騎兵》なしでは「脱出」するためのコストを充填するのにも一苦労する。《樹上の草食獣》、《楽園のドルイド》、《枝葉族のドルイド》といったカードはマナジャンプ手段としての役割をこなしはするものの、戦場に残り続けることが基本となるため、墓地はほとんど溜まることがない。

しかし、このデッキでは違うよ。《選択》、《成長のらせん》、《寓話の小道》、《嵐の怒り》を使用することによって、墓地にあるカードの枚数は自然と増えていく。それに加えマナジャンプ手段を《成長のらせん》に頼りっきりとしていたため、同様の効果を持つ《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の加入は大量の土地を採用したこのデッキにとって、正に願ったり叶ったりといったところ。そしてもう一つ。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》は、最近人気を集めている『赤単アグロ』を倒すための大きな力となってくれるんだ。

《老いたる者、ガドウィック》は大量のカードを引く「ドロースペル」としての役割をこなすのはもちろん、《荒野の再生》さえ場に出ていれば、アンタップした土地から引いたばかりのカードを直ぐにプレイすることが可能。つまり、彼の持つ2番目の能力が直ぐに機能し始めるということだ。この能力はアグロデッキ相手の緩衝手段としても役に立つし、また、相手の攻撃を差し止めながらすべてのコンボパーツを集めるのに十分な時間も作り上げてくれる。

さあ、次に進もうか…

How does this deck work?-デッキの仕組み-

このデッキのゲームプランは非常にシンプルだ。《選択》でキーカードを探しにいき、《成長のらせん》でマナジャンプを行なう。そして、キーカードとなっている《荒野の再生》をプレイしよう。すべての土地がアンタップするようになるため、こいつは実質フリースペルともいえる。《厚かましい借り手》や《嵐の怒り》といった干渉手段を用いて時間を稼ぎ、フィニッシュ手段となる超巨大な《突破》をプレイするのに十分なマナを集めていこう。複数の《荒野の再生》を設置しておけば、生み出すマナは倍となる。各誘発時の解決には気を付けるようにしよう。

What are this decks good and bad matchups?-良いマッチアップと悪いマッチアップ-

望むべきマッチアップとなるのが、『ジャンドサクリファイス』のような低速のミッドレンジデッキだ。ジャンドサクリファイスには致命的となるクロックもカウンター呪文もないので、いくら《大釜の使い魔》や《パンくずの道標》がグルグルと回り始めたところでほとんど気にする必要は無い。また、基本的に《残忍な騎士》や《空の粉砕》のような除去呪文はこちらのデッキに対してほとんど意味を持たないよ。

対面した赤いデッキのほとんどを打ち倒すことに成功しているため、対アグロも現時点では好相性であると考えている。しかし、常に均衡したゲーム展開になるため、プレイには細心の注意を払う必要がある。

『青白コントロール』は相手の構築如何で相性が変わる、非常に均衡したマッチアップだ。盤面に定着した《時を解す者、テフェリー》は《荒野の再生》の効果を実質的に無効とするため、ゲーム展開は非常に難しいものとなる。『エスパーヒーロー』は《第一管区の勇者》により早期からプレッシャーをかけてくる上、《強迫》や《思考消去》といった手札破壊も豊富。更には、《時を解す者、テフェリー》や《ドビンの拒否権》、《神秘の論争》といったアンチカードが組み合わさってくる、出来れば対面したくないマッチアップだね。

What are you looking for in an opening hand?-初手に求めるもの-

《成長のらせん》。このデッキで最も重要なカードだよ。こいつがあれば、最速3ターン目に《荒野の再生》をプレイすることが出来る。私は4~5枚の土地、成長のらせん、そしてその他なんらかのカードがある初手を喜んでキープしている。その一方、1~2枚の土地しかない初手はあまり好ましくないね。このデッキは枚ターン土地をセットし続けることがとても大切なんだ。

《荒野の再生》は2番目に重要なカードであり、その他のカードはマッチアップ毎に重要度が変わってくる。

Card Choices-カード選択-

既に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と《老いたる者、ガドウィック》については言及したね。次に新しいカードである《嵐の怒り》について話そうと思うんだけど、こいつの働きには非常に満足している。以前まではこの枠を《炎の一掃》に頼るしかなかったため、対処しきれないクリーチャーがあまりにも多すぎた。こいつは《成長のらせん》経由で3ターン目にプレイすることが可能だし、《グルールの呪文砕き》や《探索する獣》を処理出来るかどうかはゲームの死活問題となる。その上、忠誠度が4以下となっている《時を解す者、テフェリー》まで対処することが可能なんだ。正に、このデッキが求めていたカードだね。

《タッサの介入》はドローとカウンター両方の役割をこなすことが出来るため、《薬術師の眼識》の枠に取って代わることとなった。

《発展/発破》は単に大きな火の玉としての役割を担うだけではなく、《思考消去》を代表とする手札破壊呪文をコピーしたり、カウンター合戦となった際にも効果的に機能してくれる。

《厚かましい借り手》は、特にミッドレンジ相手に優れた一枚だ。場合によっては《朽ち行くレギサウルス》によるビートダウンから身を守るのにも役立つが、最も重要な仕事となるのが盤面に定着した《時を解す者、テフェリー》の対処。基本的なプレーとして覚えておいて欲しいんだけど、準備が整った状況から《時を解す者、テフェリー》をバウンスすることで、《荒野の再生》から生み出される超巨大な《発破》をプレイすることが出来るんだ。

残りの部分はマナ基盤をどうするかの選択だ。僕は、《蒸気孔》の3枚目を《ヴァントレス城》の3枚目に置き換えるつもりでいるよ。また、《寓話の小道》を追加することで《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の燃料供給を増量させたいとも考えている。しかし、デッキには基本土地の採用枠は5つしか作れず、円滑に機能してくれるかどうかは不透明だね。

Sideboarding-サイドボーディング-

元のリストには《樹上の草食獣》が採用されていたが、それはカットした。想定する仮想敵に対して《嵐の怒り》が 有効である以上、こいつはただの《治癒の軟膏》にしか過ぎない。そんなカードに枠を割くのは願い下げだね。

ジャンドサクリファイス戦は非常に有利なマッチアップのため、「猫釜コンボ」のちまちまとしたドレインなんて気にする必要はない。《魔術師の望遠鏡》は不要であると確信を持って言える。

《溶岩コイル》よりも《焦熱の竜火》を優先しているのは、《鍛冶で鍛えられしアナックス》に対するにインスタントタイミングでの解答だからだ。《鍛冶で鍛えられしアナックス》は、赤単アグロが手に入れた全体除去に対する素晴らしい新戦力だよ。

《神秘の論争》と《否認》は、主に《時を解す者、テフェリー》やミラーマッチ、コントロールデッキを睨んでの採用だ。《霊気の疾風》は、《世界を揺るがす者、ニッサ》と緑のミッドレンジデッキに対して効果的なカードだね。

赤単アグロに対する有効札として《恋煩いの野獣》も試してみたんだけど、昔と違って現在の赤単アグロは《エンバレスの宝剣》を採用している。それを踏まえると、以前ほどの信頼感を彼に持つことは出来なかったよ。

《夜群れの伏兵》はサイドボード後、これ一枚でデッキを『ティムールフラッシュ』へと変身させることが出来る魔法のようなカードだ。自分のターンにタップアウトしたくないミラーマッチや、対コントロール戦で非常に役に立ってくれる。また、赤単アグロのような軽量クリーチャーの群れに対しても優秀なブロッカーとして機能してくれるね。これ単体でゲームに勝つことも出来るので、採用しない理由が見当たらないよ。

Tips and Tricks-小技とコツ-

  • 《ヴァントレス城》は、《荒野の再生》の誘発毎に1ターンで複数回起動することが出来る。これは《時を解す者、テフェリー》が盤面にいる状況において特に重要だ。呪文をプレイすることにマナを活用することは出来ないが、能力を起動することで余ったマナが無駄にならなくなる。
  • 《発展》をプレイして、対戦相手の《思考消去》や《吸収》をコピーすることが出来る。また、自身の唱えた《嵐の怒り》をコピーすることによって、《朽ち行くレギサウルス》などの大型クリーチャーを対処することも可能だ。《鍛冶で鍛えられしアナックス》がいる状況であっても、盤面をまっさらにすることが出来るね。
  • 《発破》は2つの対象を選ぶカードだ。ダメージを与える対象と、カードを引くプレーヤーの選択だね。そのため、例えばX=4のターゲットとなった《探索する獣》に対応して《残忍な騎士》をプレイしたとしても、カードを引く効果を失わせることは出来ない。これが仮に、《発破》の効果が【対象のクーチャーにXダメージ。カードをX枚引く】の場合はドロー効果を失わせることが出来るようになるので、今後覚えておくと良いだろう。
  • カードを引ききって自殺することがないように気をつけよう。私の経験則だが、致死量の《発破》をプレイする時はドローの対象も対戦相手を指定し、万が一にでも間違いが起きないように注意している。
  • 配信中によく質問されるのだが、皆様の想像に反して《厚かましい借り手》はアグロに対してそんなに良いカードではない。このカードは、《創案の火》、各種騎兵、《フェイに呪われた王、コルヴォルド》、《時を解す者、テフェリー》といった高コストカードやコンボを阻害するカードに対して最適な一枚なんだ。アグロに対しても《漆黒軍の騎士》などをバウンスしてダメージを軽減することは出来るが、結局直ぐにリカバリーされてしまうため、大した効果は見込めない。《漆黒軍の騎士》をバウンスすること事態は決して悪い効果では無いのだが、《厚かましい借り手》はブロッカーとしての役割がほとんど期待することが出来ない。これはつまり、クリーチャー面での仕事がほとんど意味をなさないことを意味しているんだよ。1ターン攻撃を遅れさせるよりも、他にもっと効果的なカードをドローしたいと思う。

Possible Improvements-改善案-

《選択》や《意味の渇望》といったドロースペルの枠に、《海の神のお告げ》を採用しているリストも存在しているようだ。《選択》は「脱出」用のコストとして考えると優秀ではあるが、確かに《海の神のお告げ》の方が強力でだね。私はまだ試していないのだが、これに関しては十分に検討する価値があるだろう。

青白コントロールが多く存在している場合、《パルン、ニヴ=ミゼット》が《老いたる者、ガドウィック》の枠に入れ替わることも考えれれる。まあ、現状特に必要とは思っていないが。他に採用候補として挙がるのが、《爆発域》だ。3マナ域に《時を解す者、テフェリー》や《払拭の光》といった厄介なパーマネントが集中しているため、それをまとめて対処することが出来る。

先述した通り、マナベースにはもう一枚《ヴァントレス城》を採用したいと思っている。《寓話の小道》を追加するためのスペースを空けることが出来るかはわからないが、成功すれば《自然の怒りのタイタン、ウーロ》はよりその価値を高めることになるだろう。

Sideboard Guide-サイドボーディングガイド-

【赤単アグロ】

Out:タッサの介入(2)、荒野の再生(2)、発展/発破(2)、厚かましい借り手(4)

In:焦熱の竜火(4)、霊気の疾風(3)、夜群れの伏兵(3)

このマッチアップでコンボ達成までの時間を稼ぐのは難しい。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と《夜群れの伏兵》による、コントロールプランを取るのが好ましいだろう。《鍛冶で鍛えられしアナックス》は、《嵐の怒り》を実質無効化する一枚だ。《焦熱の竜火》を節約できるならば、彼のために備えておくことをオススメする。

【ジャンドサクリファイス】

Out:嵐の怒り(4)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(2)、厚かましい借り手(1)

In:焦熱の竜火(4)、霊気の疾風(3)

《波乱の悪魔》への解答として、《焦熱の竜火》を評価している。《打ち壊すブロントドン》の数が多いようならば、《嵐の怒り》を残すようにしよう。《霊気の疾風》は、《フェイに呪われし王、コルヴォルド》や《戦争の犠牲》といった高コストカードに対する一枚だ。

【青白コントロール】

Out:嵐の怒り(4)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(2)、老いたる者、ガドウィック (2)

In:神秘の論争(3)、否認(2)、夜群れの伏兵(3)

《老いたる者、ガドウィック》をサイドアウトすることに懐疑的だとは思うが、これは《神秘の論争》に対して非常に悪いカードだ。おそらく多くのプレーヤーが相手のターンに仕掛けるなどして、膨大なマナを注ぎ込んだ《老いたる者、ガドウィック》をなんとかして解決させようと試みるだろう。しかし、それは気の遠くなるような作業だ。私もそれに奮闘していたが、考え方を改めたことで成功している。このマッチアップでは、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》もあまり効果的ではない。《時を解す者、テフェリー》の解決を許さないようカウンター呪文を構え続ける必要があるため、序盤にプレイする余裕がないのだ。このマッチアップでは忍耐力が必要であり、《夜群れの伏兵》によるトリッキーな戦術が明暗を分ける。

【ミラーマッチ】

Out:嵐の怒り(4)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(2)、老いたる者、ガドウィック (2)

In:神秘の論争(3)、否認(2)、夜群れの伏兵(3)

《時を解す者、テフェリー》 の有無を除き、このマッチアップは基本的に青白コントロールとほとんど同じである。

【エスパーコントロール】

Out:荒野の再生(2)、嵐の怒り(3)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(2)、厚かましい借り手 (1)

In:神秘の論争(3)、否認(2)、夜群れの伏兵(3)

これが最も難解なマッチアップだ。正直言って、まだ最適なアプローチを見つけることが出来ていない。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》はコントロールタイプに対しては強力な一枚だが、『ヒーロー型』に対してはあまり効果的ではない。土地をサイドアウトすることも、このマッチアップでは有効な可能性がある。相手は手札破壊呪文を多く使用してくるため、一枚でも多く有効なスペルを引き込む必要があるためだ。

【シミックランプ】

Out:嵐の怒り(3)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(2)

In:神秘の論争(2)、霊気の疾風(3)

このマッチのサイドボーディングは、相手がプレイしているバージョンによって大きく変化する。カウンターや《発現する浅瀬》を多く採用している構成の場合は、《神秘の論争》を追加したほうが良い。

【ジェスカイファイアーズ】

Out:嵐の怒り(4)、自然の怒りのタイタン、ウーロ(3)、老いたる者、ガドウィック (2)

In:神秘の論争(3)、否認(2)、夜群れの伏兵(3)、霊気の疾風(1)

【ラクドスサクリファイス】

Out:厚かましい借り手(4)、タッサの介入(3)

In:焦熱の竜火(4)、夜群れの伏兵(3)

新しいスタンダード環境は非常に魅力的に感じるね。これからたくさんの可能性を発掘していきたいと思う。PTブリュッセルに合わせてパイオニアとリミテッドの調整に奔走していたから、またスタンダードの配信を再開できるようになると思うと非常に興奮するよ。今すぐ家に帰って開始したいね!

いつものように、ここから私の活動を見るこが出来ます:

Twitch – https://twitch.tv/martinjuza

Twitter – https://twitter.com/MartinJuza

Youtube – https://www.youtube.com/c/martinjuzamtg

Instagram – https://www.instagram.com/juzamtg/

(Translated by NIMAME)

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