【スタンダードデッキ紹介】-黒くて、緑色で、十分なアドバンテージは如何でしょうか?-

こんにちは、Mtg Didding編集部のNIMAMEです。

今回ご紹介するデッキは、現在MPLプレーヤーとしても大活躍を見せている【Kanister】こと、Piotr GlogowskiのGolgari Adventureです。

アドベンチャーって聞くと、真っ先に頭に思い浮かぶのが【摩訶不思議アドベンチャー】ってところに自身の老いを感じるところでございます…。

大きな勝利、掴もうぜ!

さて、今回はドラ○ンボールならぬ、勝利を掴みに行こうぜ!ってことで早速デッキの紹介に移っていきたいと思います。MPL ELDRAINE SPLIT SAPPHIRE DIVISIONで見事優勝を果たした、新カード満載の逸品です!

Golgari Adventure By Piotr Glogowski

Export Deck to MTG Arena
デッキは、MAGIC ESPORTSページより引用

Main:60
8:《沼/Swamp》
5:《森/Forest》
2:《寓話の小道/Fabled Passage》
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
4:《疾病の神殿/Temple of Malady》
4:《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》
4:《穢れ沼の騎士/Foulmire Knight》
2:《真夜中の騎士団/Order of Midnight》
4:《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
4:《残忍な騎士/Murderous Rider》
4:《探索する獣/Questing Beast》
3:《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
1:《虐殺少女/Massacre Girl》
3:《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
2:《軍団の最期/Legion’s End》
4:《むかしむかし/Once Upon a Time》
2:《採取+採集/Find+Finality》
Side Board:15
3:《強迫/Duress》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
2:《夏の帳/Veil of Summer》
4:《害悪な掌握/Noxious Grasp》
2:《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
1:《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》
1:《虐殺少女/Massacre Girl》
Total:75

* Piotr Glogowski選手は、元々Kanisterというアカウント名でMagic Onlineにその名を轟かせていたプレイヤーです。PTイクサランでのTop8入賞を皮切りとしてプロシーンでの大躍進を始め、現在では世界に32名しかいないMPLメンバーとして活躍を見せています。ランタンコントロールの名手としても知られ、他にもIronworks ComboやParadoxial Urzaなど、一風変わったコンボデッキをモダンで愛用しているのが特徴。Twitchの配信者としても人気を博しており、ポーランドの若き雄として今後の活躍にも期待がかかっています。現在、Hareruya Prosに所属中。Twitterも是非チェックしてみよう!

「Piotr Głogowski」の画像検索結果
Wizards公式より引用  
ルックスもGood

「出来事」・「食物」・「一徹」の3つの新たなメカニズムが、エルドレインの王権によって登場しました。この中でも、今回紹介するデッキでふんだんに採用されているのがデッキ名ともなっている「出来事(英名:Adventure)」です。これを簡単に説明すると、カード一枚に呪文とクリーチャーの二つの面が共存しており、一度で2度美味しい、アドバンテージもりもりシステムとなっているわけでございます。

ミッドレンジの雄であるゴルガリカラーにこんなメカニズムが追加されたら、そりゃもう大変!さあ、無尽蔵のリソースを供給するカード達を見ていきましょう。

採用カードの考察

前環境からの継続カードは少数となり、デッキの半分以上が新カードで構成されています。その中でも、最も凶悪なカードが《エッジウォールの亭主》です。

「出来事」を持つクリーチャーを唱える度にカードを引ける能力を持ち、唯でさえアドバンテージの塊であるデッキに更なるリソースの供給をもたらしてくれます。「出来事」面で唱えたクリーチャーであるならば、実質2倍。《エッジウォールの亭主》が複数並んだ状態ならば、更に倍。引いたカードでこれらが連鎖するようなら、更に倍の倍!!と、もう宇宙状態になっていくわけでございます。《むかしむかし》も4枚フル投入されており、1ターン目にはかなりの確率で姿を表すこの爺。対面すると、この微笑む顔が悪魔のように見えてきますよ。

「エッジウォールの亭主」の画像検索結果
極悪アドバンテージ爺

アドベンチャーズとして採用されているのが、《穢れ沼の騎士》/《真夜中の騎士団》/《恋煩いの野獣》/《残忍な騎士》の計4種です。

どれもが単体のスペックとしても悪くないボディをもっており、出来事として唱えることでゲームを優位に進めていきます。特に優秀な働きを見せてくれるのが、レアの3マナ二種《恋煩いの野獣》《残忍な騎士》です。

《恋煩いの野獣》はそれ単体で攻撃できないデメリットを持っているものの、3マナ5/5というスタッツは驚異的で、これ1枚で1マナと3マナのアクションを埋めることが出来ます。デメリットに関しても、自身の出来事に加えて《穢れ沼の騎士》と《エッジウォールの亭主》の計12枚採用されているので達成するのはそう難しくないでしょう。

《残忍な騎士》は、黒が採用されたデッキでは最早定番となっているカードですね。除去として、クリーチャーとしてはもちろんの事、死んだ時にライブラリーに戻る能力も地味ながら有効です。《寓話の小道》でゲーム中に再利用出来る事は小ネタとして覚えておきましょう。

生きる《ヴェールのリリアナ》こと《悪ふざけの名人、ランクル》は、筆者もイチオシの新カードです。飛行と速攻を持っているため能力を誘発させることが容易であり、状況に合わせて3つの能力から有効なものを何個でも選択する事が出来ます。自身にもデメリット能力が影響する事にはなりますが、アドバンテージ源が豊富なこのデッキにとってはさしたる問題ではありません。

プレビュー時に注目を集めた《探索する獣》は4枚フルで採用されています。能力はどれも非常に強力で、特に《死者の原野》デッキ相手には無類の活躍を見せてくれます。ただし、同マナ域の《意地悪な狼》に一方死を取られてしまうところと伝説のクリーチャーなのが欠点ではありますが…。

今後の展望

実はこのデッキ、Golgari Adventureという名前は付いているものの、前環境のG/B Midrangeにかなり近い構成となっておりまして。より「出来事」に寄せたものとしては、下に載せる《幸運のクローバー》を採用した「騎士」とのハイブリッド型が存在したりしています。

サンプルデッキ
Export Deck to MTG Arena

《暗殺者の戦利品》《軍団の最期》《採取+採集》の優秀な呪文たちは、依然としてBGカラーを支えるだけの強力なカードパワーを誇っています。特に《採取+採集》はどちらのモードも強力に運用する事が出来、《探索する獣》からの《採集》は、《殺戮の暴君》在りし日のようなゲームを決定付ける一打となるでしょう。

今後、現在の形のままアップグレードを目指していくのも良いでしょうし、サンプルデッキのような、より「出来事」に焦点を当てた構成にシフトしていくのも面白いと思います。また、色を足して《砕骨の巨人》を採用してみるのも良さそうですね。いずれにしろ、環境に合わせた調整のしがいがあるデッキだと思います。

サイドボードに関しては環境初期ということもあり、特に代わり映えのしない構成となっております。しかし、今後はメタゲームに合わせた変更が必要とされます。個人的には《はぐれ陰魔道師、ガブリエル》のカードパワーの低さが気になるため、先ずはここを削って《打ち壊すブロントドン》のようなカードに変えたいなと思います。

最後に

前環境に負けず劣らず、メタゲームは日々変動を見せています。その流れに置いていかれない様にも、日々の情報収集は欠かさず行っていきたいですね。

読者の皆様も、是非とっておきのデッキが出来たら教え下さい!

琴線に触れるものは、製作者のご紹介と共に記事にあげていきたいなと考えてます。

それでは皆様、また次の記事でお会いしましょう!

Enjoy MAGIC!!!!!

*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい*