今週末はこのデッキと心中しないか #90 パクトコンボ

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HistoricUs_Apart今週末はこのデッキと心中しないか
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どうも。Mtg digging編集部のUs_Apartです。

 

週末はArena Openが開催されましたね。今回のフォーマットはシールドということで自分もチャレンジしてみたものの、全く振るわず。。。何度かやってみたんですが、今環境のシールドに対しての理解が乏しく、的外れな構築をしまくっておりました。なので、至極妥当な結果でしたね。

 

思い返してみると自分のmtg人生においてドラフトはともかく、真面目にシールドに取り組んだことは皆無だったので、次回シールドのイベントに参加する時はもう少し勉強しないとどうしようもないな、と思いつつも次も記念参加しちゃいそうだとも感じたArena Openでした。

 

ということで、また構築に戻ってきましたので、最近使っているヒストリックのデッキをご紹介します。

 

パクトコンボです。

インポートリストはこちら

なかなかスタンダードではお目にかかれないガチガチのコンボデッキです。俺は基本的にスタンダードで遊ぶことが多く、モダンやレガシーはほとんどプレイしないので、コンボデッキは貴重で楽しいです。

 

このデッキはワンショットでゲームが終わる即死コンボデッキです。

コンボパーツの《汚れた契約》ですが、オデッセイ収録のカードということもあり、多くの人には馴染みの薄いカードだと思います。効果は端的にいうと、「ライブラリーの上からどんどんめくっていって、好きなカードが出たらそれを手札に加えてよいが、その前に同名カードが2枚出てしまったら何も得られずそこで終了」というもので、

 

このデッキは「同名カードを入れず、全てのカードがピン刺しならば、ライブラリーを全部追放して、《タッサの信託者》の能力で勝ちじゃん、やったね!」ってデッキす。

 

仕組みとしてはデッキ内の《タッサの信託者》と《汚れた契約》のみ2枚採用していますが、それ以外のカードが全て1枚の採用です。この構成により《タッサの信託者》の能力がスタックにある状態で、《汚れた契約》を撃つと、《タッサの信託者》と《汚れた契約》がすでに1枚ずつライブラリーから消えているので、ライブラリーのカードは同一のカードがなく、全てバラバラ。

 

なので、《汚れた契約》でライブラリーを全て追放することができ、デッキ枚数が0になってから《タッサの信託者》の能力が解決し勝利。という2枚パーツ、都合4マナで勝利するデッキです。

 

2枚パーツとはいえ、それぞれが2枚刺し。普通のデッキと違いパーツの種類は少ないものの、枚数も少ないので、一見引きにくいように見えるものの、何せコンボパーツの青黒という色が最高です。ドロー、打ち消し、ハンデス、除去、サーチと欲しいものは全て揃ったカラーリングです。

カード選択について

今回はカードの種類が多すぎるのでいくつかのブロックに分けてご紹介します。

ピン除去ブロック(メイン7種7枚)

最近はエルフデッキやセレズニアカンパニー、グルール、ローグ、サクリファイスなど除去を当てる先に困りませんし、寧ろこれくらい入れないとかなりコンボまでの猶予が稼げずに辛い展開になります。この中で特殊な使い方をするのは《悪意の熟達》。

 

ミラーマッチで相手がコンボスタートし、《汚れた契約》でライブラリーを追放し切った後に《タッサの信託者》の能力の解決前に《悪意の熟達》を2マナのコストでキャストするとライブラリーが0の相手に1ドローが入るので一転、勝利です。

 

《プリズマリの命令》は除去が腐ってしまうマッチアップでも有効に使えるので便利です。そして意外かもしれませんが、実はよく使うモードが「宝物トークンの生成」です。

 

後述しますが、このデッキはマナべースがかなり脆弱で、色も揃わなければ、タップインも非常に多いので、マナが伸び、色が供給されるのは思ったより重宝します。クリーチャーを焼きつつ、宝物を出したり、アーティファクトを破壊しながら、宝物を出したり、オマケにしては大きいオマケです。

全体除去ブロック(メイン3種3枚 サイド3種3枚)

前述の通り、クリーチャーメインのデッキが多いメタなのでそれなりの数の全体除去が必要になります。赤の全体除去も採用候補には上がるんですが、このデッキは赤がほぼタッチカラーなので、意図的に避けています。

 

メインの中では盤面を更地にできるなら、追い討ちを展開できる《ヤヘンニの巧技》が強く、純粋な除去性能なら《集合する中隊》デッキに強い《煤の儀式》が強力です。

 

サイドボードのカードは《首謀者の習得》や《願いのフェイ》経由でのサーチの兼ね合いで5マナのカードが許容でき、かつ役割がクリティカルでそれぞれが別の役割を持ち、棲み分けができるカードを優先して採用しています。

サーチブロック(5種6枚)

それぞれ、《タッサの信託者》や《汚れた契約》のコンボパーツを探すカードでありますが、場合によっては緊急時の全体除去をサーチしたり、コンボパーツがすでに揃ってる場合はカウンターをサーチしたりします。

 

それぞれ得意・不得意ありますが、《汚れた契約》《願い爪のタリスマン》はマナコストも軽く、特に強力で、《願い爪のタリスマン》はあらかじめ設置していればコンボスタート時は破格の1マナのサーチですし(相手もサーチできちゃうので、コンボスタート時以外は使いづらいですが)、《汚れた契約》はデメリットがあるので、使い所があるものの、2マナのインスタントサーチです。そんなん強いやろ。

 

※《汚れた契約》は同一のカードを2枚めくってしまうと「何も手札に入れられず終了」なので、運用は難しいですが、《汚れた契約》と《タッサの信託者》以外はピン刺しなので、例えば、その2枚が1枚ずつ手札にあるのなら、好きなカードはなんでもサーチできます(ライブラリーはそれなりに追放されますが)。

 

《不気味な教示者》はルーズライフが痛いので不採用にしてますが、メタ次第で採用を考えるカード筆頭です。ただ、現状セレズニアのようにヘイトベア系のクリーチャーによる妨害や、グルールのようにサイズと速さで攻めてくるデッキが多いメタでは寿命が縮むのが辛すぎるので不採用です。

 

サーチカードではありませんが《否定の契約》をサイドに落としているのは素引きしてもほとんど使わないことと、そもそもサイドにもリーチできるサーチカードが採用されているので、それでいっかと。

アドブロック

(広告ブロックみたいな字面だな。。。)

 

このデッキは特にサイド後にはハンデスを結構食らうことが多く、中々コンボパーツが揃わず消耗戦になることも多いので、アドバンテージが取れるカードは貴重です。特に《死の国からの脱出》は消耗戦を一枚で勝ちに持ってける強さで、赤をタッチしている一番の要因です。

 

クリーチャーデッキが多いので、サーチカードは比較的少なめにしてますが、ミラーマッチなどが増えてきたら、《表現の反復》など多少増量を考えて良いと思います。

 

これ以外にもハンデス、カウンター、ドローは結構入ってますが、別にコンボデッキでなくともよく見かけるカードが多いので、割愛します。普通に汎用性が高いカードを入れるのが強いと思いますよ。

特殊なカード

《ナーセットの逆転》

相手が撃ってきた《思考のひずみ》などに当てるのがメジャーな使い方ですが、このデッキで一番使うパターンはコンボスタート時に相手がこちらの《汚れた契約》にカウンターに合わせた時に、自分のキャストした《汚れた契約》を対象に《ナーセットの逆転》撃つと《汚れた契約》がコピー&バウンスできるので、相手のカウンターを交わした上に自分の《汚れた契約》が手札に返ってきて、アドが取れるカウンターになります。

 

もちろん、相手の厄介なスペルをただコピー&バウンスしても強いですよ。

ちょっとしたコツ・注意点

土地がゴミ

(両面カード含め)26枚の中の9枚が確定タップインです。残りの17枚だって確定でアンタップインってわけではないので、(6枚は条件次第でタップイン)実際のところデッキの半分くらいの土地がタップインくらいの印象です。

 

マジで土地が5連続くらいでタップインとかザラなんでね。しかもそれに加えて色事故もありますし、マナスクリューも多発します。土地が24枚くらいのリストもありますが、正直ありえないと思うくらい土地が止まりますし、色も出ません。ドロソすら撃てんし、マリガンも多くなります。

 

なので、キチンと(両面合わせて)26枚の土地を採用した上で、ドロソでしっかり土地を伸ばすことをオススメします。ベストムーブでは4マナでコンボが決まりますが、なんだかんだサーチを経由してコンボ始動したり、カウンターを構えながらコンボ始動しようとすると6マナくらいまで伸ばしたくなるのが人情です。

最後に

ミスティカルアーカイブ然り、ヒストリックアンソロジー然り、ヒストリックというフォーマットはウィザーズが「面白くしよう」という意思を感じますし、好きです。

 

《汚れた契約》もとても面白い収録だと思います。挙動が面白いですし、多少面倒臭いですが、ピン刺しが多いデッキはガチャガチャしていて楽しみも多いです。

 

気になったら触ってみてください。

 

それでは、ありがとうございました。またね。

COMMENT

  1. アリーナでのインポートリストがエラーになってしまいますね