どもっ、MTG DiggingのNIMAMEです。
最近は、黙々と構築ラダーを走っています。
今月はダブルミシック達成が目標。あと少しです。
さて、先日こんなことをつぶやきました。
スタンダードの女王。
— MTG Digging (@mtg_digging) July 12, 2020
宇宙強すぎです。敬礼
2tジョル→ウーロ
2tジョル→らせん
2tジョル→テフェ
😂😂😂アグロの梅雨😂😂😂 pic.twitter.com/vYb3AkaJi1
スタンダードの女王。 宇宙強すぎです。敬礼【2tジョル→ウーロ/2tジョル→らせん/2tジョル→テフェ】😂😂😂アグロの梅雨😂😂😂
スタンダードの女帝登場です。
彼女の強さについて、掘り下げていきます。
ムウォンヴォーリーの世捨て人、ジョルレイル
環境が、女帝の座へと押し上げました。
Jolrael, Mwonvuli Recluse / ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル (1)(緑)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
あなたが各ターンのあなたの2枚目のカードを引くたび、緑の2/2の猫(Cat)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(4)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーの基本のパワーとタフネスはX/Xになる。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
1/2
では、始めていきましょう。
強力なパートナーたち
大活躍の裏側には、強力なパートナーの存在が。
具体的には、こんな面子。
・時を解す者、テフェリー
・自然の怒りのタイタン、ウーロ
・成長のらせん
・サメ台風
・ハイドロイド混成体
・ほか(選択・時の支配者、テフェリーなど)
特に、上記二つへの流れは芸術的。
“環境定義の黄金ムーブ”といっても、過言ではないでしょう。
✅ 専用構築を必要としない
恐ろしいのが、すんなりと溶け込んだこと。
上記は、どれも単体で強力なカードばかりです。
誘発条件を考えると、強く運用するためには通常、ドローカードに寄せた構築を求められます。しかし、現環境には彼女と相性の良いカードが目白押し。構築を歪めることなく、ナチュラルに溶け込むことを可能にしています。
最近キャントリップ、簡単につけすぎじゃない?
既存デッキにすんなりと居場所を見つけています。
✅ 軽量除去の減少
現環境の主役は、コンボデッキとランプデッキ。
これに伴い、除去カードは数を減らしています。
『赤単アグロ』から《ショック》が消えたのを代表とするように、軽量除去カードは環境から姿を減らしています。採用されるのは、“軽く”1対1を基本とするものから、“重く”1対多を狙えるものへとシフト(例:エル勝つや戦争の犠牲など)。
結果、2tジョルレイルの生存確率が著しく向上。
一度誘発すればアドが取れるので、重い除去なら無問題です。
✅ 環境で見かける軽量除去
例をあげると、ザックリこんな感じ
これらも全体的に減少傾向です。
相手のセットする土地で、ある程度判断可能。
相手のデッキを予測し、アド損しづらいプレイを心がけましょう。除去が追加されるサイドボード後は、特に注意が必要です。
2マナの押し付けは強者の証
《苦花》《闇の腹心》に代表されるように、処理されなければ=GGの2マナカードが強力なことは、長いスタンダードの歴史が証明しています。それらと比べると流石にグレードダウンは否めませんが、《ムウォンヴォーリーの世捨て人、ジョルレイル》もかなりいい線いっているでしょう。
個人的には《若き紅蓮術師》を強化したくらいの感覚。
✅ これで勝つというよりも、優位を築く働き
真価は、ここにあると思います。
展開を優位に進めるための最高のカードです。
放っておくとどんどんアドバンテージを稼いでいくので、即座の対処を強要されます。アグロデッキであれば、トークンを乗り越えるための横展開が必須。結果、後続の展開を大きくサポートします。
2tジョルレイル→3tテフェリーの動きは、どちらを対処するにしても後の展開に大きく影響します。
横展開の攻撃に対しては、言わずもがな全体除去がクリティカルに突き刺さります。
✅ とはいえ、なんだかんだ1枚でも決めてしまう
インクの染みと、侮るなかれ。
起動型能力には、ゲームを決めるだけの力があります。
(4)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーの基本のパワーとタフネスはX/Xになる。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
盤面がもつれると、この起動で一発KOです。
特に《ハイドロイド混成体》との相性は抜群で、手札補充に加え自ターンのフィニッシュまでサラリと(+1+1カウンターと合わせ、17/17になった化け物にぶん殴られた経験あり)。
もちろん、自分でばらまいたトークンだけでもエンド級。
今後の活躍
カードの強さは、それプラス環境によるところが大きいです。
現在は明確に後押し環境となっていますが、今後はどうでしょう?
今秋には、ローテーションの変更が施行されます。
ローテーションの変更
次回ローテーション落ちするのは、下記のエキスパンション。
影響度高めの4セットです。
・ラブニカのギルド
・ラブニカの献身
・灯争大戦
・基本セット2020
具体的に、関係のあるカードを見ていきましょう。
✅ パートナーの失脚
ローテーションの影響で、強力なパートナーを失います。
《時を解す者、テフェリー》《成長のらせん》《ハイドロイド混成体》の3枚です。
どれもジョルレイルと強力な相互作用を形成していたうえ、環境を支配するほどのパワーを誇るカードたちです。彼女の身の回りにも、影響がないはずありません。
とはいえ、最近のカードデザインだとキャントリップつきの有能カードはさらっと登場してきそう。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《サメ台風》《時の支配者、テフェリー》などはバリバリ現役続行のため、秋以降も元気に大暴れしてそうです。
✅ メタゲームの影響は?
アグロデッキが流行すれば、当然軽量除去も蔓延します。
そうなると、ジョルレイルにもいくらかの影響が。
まあ、そればっかりはいま考えても無駄なので、新弾の登場後までお預けです。
今後禁止となる可能性は?
まず、それはないでしょう。
これは断言できると思います。
ただし、強力な相方である《自然の怒りのタイタン、ウーロ》に関しては禁止となる可能性が0ではないため、その措置が取られた場合は間接的に弱体化する恐れありです。
こればっかりは、環境とWotCのサジ加減次第ですね。
というわけで、今回は《ムウォンヴォーリーの世捨て人、ジョルレイル》の強さについて投稿してみました。少しでもお楽しみいただけたなら、幸いです。
それでは、また🧐
よきMtGライフをお送りください。 ばいばい
(Written by NIMAME)
COMMENT