Weekly DECK Focus#9-死の国から脱出せよ!etc.-

Legacy

-憂鬱な週の始まりに、刺激的なデッキの数々を-

 

みなさん、こんにちは。

NIMAMEです。

 

待望の『テ―ロス魂還記』が登場し、オンライン世界では早速新カードを使ったデッキが活躍を始めています。先週末はプレリに参加された方も多いかとは思いますが、感触はどうだったでしょう?予想外に強かったカード。予期せぬシナジーなんかを発見したりはしましたかね。

 

個人的には、新しい能力である『脱出』が思いのほか上手く調整されているなあと、アリーナのランクマを回しながら思っていたりします(下環境を絶望の渦に陥れそうな、ある一枚を除いては)。

ではでは、早速新しいカードを使った素敵なデッキたちをご紹介していきましょうかね。

 

第9回 –Weekly DECK Focus

それぞれのフォーマットで、気になったデッキを紹介していきましょう。

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呪禁オーラ by Matsumoto Yuki

@torauooさんのTweetより引用(新感覚観戦イベント”MoR”3勝)

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新環境一発目の紹介となるデッキが、こちら。
Bigs所属プロ、松本友樹さん謹製の『呪禁オーラ』です。
 
デッキ名を関する呪禁能力を持っているのは《楽園のドルイド》のみとなっておりますが、デッキの動きは本家『呪禁オーラ』よろしく、軽量の高スタッツクリーチャーをオーラでバックアップする戦略となっております。
 
この手のデッキは総じて除去に弱い側面があるのですが、その欠点は『テ―ロス魂還記』で登場した《ケイラメトラの恩恵》や《命の恵みのアルセイド》が補う構成です。

NIMAME’s Focus

このデッキで特に注目のカードが、こちら。

『予約シングル』《セテッサの勇者/Setessan Champion》[THB] 緑R

このデッキが誕生するきっかけとなったのではないかと予想される一枚。

 

『星座』能力は大量のエンチャントを採用したこのデッキに非常にかみ合っており、戦場に定着させることに成功しさえすれば、大量のアドバンテージと巨大なクロックを築き上げることが出来ます。

3マナというコストがネックとなりますが、《命の恵みのアルセイド》→《楽園のドルイド》→《セテッサの勇者》というブン回りは非常に強力であり、また、初期タフネスが3のため、現環境では黒以外のデッキではなかなか処理しづらいところもポイントですね。

 

《セテッサの勇者》と《成長の季節》が絡んだ時は、脳汁がドバドバ出ること間違いなしのこのデッキ。『行弘賢』、『八十岡翔太』、『アーサー王(浅原晃)』という強豪プレーヤー達から白星を上げたことからも実力は折り紙付きですので、新環境のデッキにまだお悩みの方は是非お手に取ってみることをオススメします。

ロータスコンボ by ゆうやん/Yuya Hosokawa

@yuyan_mtgさんのTweetより引用(Pioneer Challenge:Top 8)

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「このデッキへの対策なくして、名古屋は取れぬ。」

そう断言しても過言ではないデッキが、『テ―ロス魂還記』によって誕生しました。

 

構築のベースとなっているのは、以前から存在している『ロータスコンボ』。《睡蓮の原野》をデッキの中心とし、《演劇の舞台》や《砂時計の侍臣》によって大量のマナを生成→《願いのフェイ》によるウィッシュボード戦略で勝利を目指していたデッキです。

 

以前から禁止が危ぶまれるほど強力なデッキではあったのですが(直接的理由ではないが、《むかしむかし)が禁止に)、今回『テ―ロス魂還記』で手に入れた新戦力により、その地位は確固たるものへと昇華する見込みです。

NIMAME’s Focus

WotCが新たな間違いを犯してしまったであろう一枚が、こちら。

『予約シングル』《死の国からの脱出/Underworld Breach》[THB] 赤R

令和に再臨した強化版《ヨーグモスの意思》こと、《死の国からの脱出》です。

 

その能力は、とにかく危険。

「脱出3」というコストは、それを前提とした構築のデッキにとって全く障害とならない代償であり、本家本元の《ヨーグモスの意思》とは違い唱えた呪文が追放されることはないため、マナと「脱出」コストが切れさえしなければ、延々と同じ呪文を再利用し続けることが可能となっています。

つまり、このデッキであれば墓地が枯れるまでマナを伸ばしながらライブラリーを掘り進めることが可能であり、万が一フィニッシュ手段である《タッサの信託者》が墓地に落ちてしまったとしても、『死の国から脱出』出来るというわけです。

 

とにかくすべてがエラッタであるとしか思えないこのカード。スタンダードを除くすべてのフォーマットでその動向が注目されること必至ではありますが、直前の名古屋の前にはパイオニアの改訂は行われない予定…。

 

私の読みとしては、このカードを主軸とした最も完成度の高いデッキが頂点を取るのではないかと睨んでおります。《太陽冠のヘリオッド》+《歩行バリスタ》ばかりが注目されていましたが、とんでもない伏兵が舞い降りてきたものですね。

UG Titan by David Inglis / tangrams

@tangramsさんのTweetより引用(Modern Challenge:Top 8)

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パっと見、「???」

ついに、《山》が0枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》入りデッキが登場してしまいました。

 

デッキの中核を担っているのは、最近モダンでトレンドとなっている『ターボタイタン』戦略。《ギャレンブリグ城》を経由し、最速4ターン目に《原始のタイタン》を登場させようという戦略です。

 

今までは《風景の変容》を1~3枚ほど入れた赤緑タイプの構成が主となっていたのですが、このリストは《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を残したまま、「赤要素」と《風景の変容》をカット。代わりに、『アミュレットタイタン』でよく見かける《トレイリア西部》や各種1枚刺しの特殊地形、《シミックの成長室》が採用された「シミックカラー」の構築となっています。

NIMAME’s Focus

この、「???」な不思議構築を支えているのが、こいつ。

『予約シングル』《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》[THB] 緑R

生ける《虹色の前兆》こと、《イリーシア木立のドライアド》です。

 

このカード、弱そうな見た目とは裏腹に書いてあることは結構めちゃくちゃ。

これ一枚で《迷える探究者、梓》と《虹色の前兆》の役割を兼務出来ることにより、『アミュレットタイタン』と『タイタンシフト』という、デッキの中心部(原始のタイタン)は同じものの、決して歩み寄ることが出来なかったデッキを融合させることに成功しているのです。

 

本体のサイズも《稲妻》で焼けないタフネス4設計となっており、これからモダンでバリバリ活躍していくことであろうと期待。『GW/xカンパニー』なんかでも大いに活躍してくれそうですね。

 

たった一枚のカードの登場により、デッキというものはここまで怪奇な変貌を遂げるものなのか。新たなる鬼才の作品を発見する度、モダンの懐の深さというものに改めて敬服するものです。

Under the Dec by リィン・ハルクェス

@linhalquesさんのTweetより参照(Legacy League:5-0)

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最後レガシーを飾るのが、またまたこの問題児を使用したデッキ。

《死の国からの脱出》を中心とした、『思考停止ストーム』のご紹介です。

 

早速、《ライオンの瞳のダイヤモンド》の存続に王手をかけたのではないかと揶揄されるほど強力な《死の国からの脱出》。

 

なぜ、この世に生み出されてしまったのか、《死の国からの脱出》。

 

尊い命が犠牲とならないことを、今は祈るばかりです。

 

デッキの動きは至極強力。《睡蓮の花びら》、《ライオンの瞳のダイヤモンド》、《死の国からの脱出》が揃っていれば、1ターンキルもお手の物。あれよあれよという間に大量のマナとライブラリー掘削が開始され、大量のストームからの《思考停止》を対戦相手、もしくは自身にプレイ(神秘を操る者、ジェイスでフィニッシュ)することで、ゲームの勝利を手にします。

NIMAME’s Focus

『予約シングル』《死の国からの脱出/Underworld Breach》[THB] 赤R

上記パイオニアのところでも取り上げておりますが、やはり触れずにはおれないのがこのカード。

 

調整チームは、一体どれだけの失敗を重ねるのか。《ヨーグモスの意思》という悪しき前例があるにも関わらず、ここ令和の時代にも新たなる”壊れ”が誕生しました。

出来ることならば、死の国に帰って二度と脱出を図らないでほしい。今はただただ愛すべき《ライオンの瞳のダイヤモンド》が犠牲とならないことを、指を加えて祈ることしかできません。

 

あゝ、私の見る目が間違っていて全然大したことがない結果になるのなら、この大げさな予想を馬鹿にされるくらい大したことないものだ。願わくば、《王冠泥棒、オーコ》のような間違いが続くことがないようにあって欲しい…。

終わりに

いかがだっただでしょうか。
週初めの憂鬱を晴らす、素敵なデッキには巡り会えましたか?
 
早速『テ―ロス魂還記』が各フォーマットに少なくない影響を与えており、近年続く強エキスパンションの臭いがプンプンとしております。
これからの動向により熱く注目していきたいですね!
 
さて、このコーナーでは結果を出したデッキに限らず、今回のようなTwitterで拾ってきたり、皆様からのお便りなどで頂いたデッキなんかも取り上げていきたいなと思っております。
 
「素晴らしいデッキが思い浮かんだ!」、「この発想をみんなに伝えたい!」なんて作品が御座いましたら、是非ぜひコメント欄でもTwitterの方からでもご連絡をお願いします。
 
来週のこのコーナーの一角を飾るのは、あなたが考えた素晴らしいアイデアとなるかもしれませんよ?
 
それでは皆様、また次の記事でお会いしましょう。
 
 
Enjoy MAGIC!!!!! 
 
(Written by NIMAME)
 
*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい。
 

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