Weekly DECK Focus#8-最強x最強=新時代の幕開け?!etc.-

 

-憂鬱な週の始まりに、刺激的なデッキの数々を-

どもっ、Digging編集部のNIMAMEです。

新年早々さっそく三連休となったわけですが、皆さん思い思いの休日は過ごせているでしょうか?マジックのイベントも盛り沢山、特に土曜日の深夜はArena MCQをプレイされた方も多いんじゃないですかね。

さて、2020年度二発目のこのコーナーを始めていこうと思うわけですが、今回からは#7でも告知した通り、昨年までのちと上品な形式とは変更して、「もっととっつきやすい感じ」で再構築していきたいと思っております!

それでは、第8回 –Weekly DECK Focus

それぞれのフォーマットで、気になったデッキを紹介していきましょう。

青白コントロール by NIMAME

Arena MCQ ,(5-2)

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一つ目は、恥ずかしながらも私がArena MCQで使用したデッキをば。
 
参考としたリストは、こちら。細川 侑也さんが考案した、『アグレッシブサイドボード型青白コントロール』です。
直前に話題となっていた『バントアドベンチャー』や『ラクドスナイト』も候補として考えていたのですが、世界的に見ればネタバレしていないであろう変型サイドプランと、現在のメタゲームに全体除去が効果的に機能しそうという予想から、こちらを選択することにしました(ジャンドサクリファイスはミラーマッチに不安があったことと、ジェスカイファイアーズはカードが足りなかったことから候補から除外)
 
デッキの動きや強みなどについては細川さんの記事(環境末期ですが、製作者の思考もふんだんに盛り込まれており、購入する価値十分な内容でしたので支持。”返金機能”を採用しているのも非常にGoodですね!)を参考にして頂くのが間違いないと思うので、ここではNIMAMEなりの特徴点を。
 
【Foil】《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》[RNA] 金R
 
メインボードで特筆する点を挙げるとすれば、環境ではほとんど姿を見せることがない《大判事、ドビン》が採用されているところでしょうか。本家のリストではこちらの枠が《ドビンの鋭感》と”ドビン違い”のカードとなっていたのですが、いくつかの理由でこれを変更。
 
まず単純に、《ドビンの鋭感》が非常に使いづらかったことが挙がります。1ゲーム目は基本的にカウンターを構えることを優先するこのデッキにおいて、メインボードでドローと(たった2点の!)ライフゲインに3マナを使う余裕はほとんど発生しませんでした。もちろん、長期戦にもつれ込んだ際はこれを使いまわせる必勝パターンもあり得るのですが、そもそもメインボードで積極的にプレーしたいインスタント呪文が《選択》くらいしかないこと。長期戦にさえ持ち込めば、大抵《ドビンの鋭感》なくとも優位に立つことが出来ることから、必要性を感じません。とはいえ、ライフゲインの重要性は確かにデッキが必要とするところ。そこで白羽の矢が立ったのが、《大判事、ドビン》です。
 
これ自体も大して強いカードではないのですが、ライフゲインに合わせて1/1の飛行機械を発生させること。そしてサイド後のアグロプランと非常に合致することから、採用を決断するに至りました。
使用感としましては、飛行機械がアグロ相手に有効に働いてくれたのはもちろんのこと、登場を許してしまった《時を解す者、テフェリー》への対処、そしてミラーマッチでのマウント能力と、想像を超える大活躍ぶり。決してこの枠の正解となる1枚であると断言することは出来ませんが、十分に成果を発揮してくれたかと思います。
 
途中、青と白の両終焉を採用したミラーに敗北を喫してしまったのですが、ミラーまで睨むとしたらそのアプローチも有りだなと思わず感心。メインではライブラリーアウトを狙っていたところで《啓示の終焉》にまくられてしまい、サイド後は《栄光の終焉》によって勝ちゲームを大まくりされてしまったのが悔しいところです。
 
《啓示の終焉/Finale of Revelation》[WAR] 青R
 
新エキスパンションである『テーロス還魂記』が発売されることで環境は大きく変わっていきますが、まずは引き続きこの青白コントロールを調整するところから私はスタートを切っていきたいと思っております。その他にも、計10色の占術ランドが揃うことで各種構築の幅が広がることも非常に楽しみですね。皆さんも是非、思い思いのデッキを世に生み出していってください!

硬化した鱗 by Yokota Kazuya

Holiday Pioneer 3R , (3-0)

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『テ―ロス還魂記』で最も注目を集めるカードといえば、やはり《太陽冠のヘリオッド》。《歩行バリスタ》と組み合わせ、令和の『双子の欠片コンボ』となるのではないかとプレビュー段階から大いに期待を集めております。

さて、そのコンボの議論の的となっているのが、果たしてどんなデッキに組み込むのが一番強力に作用するのか?という問題。コンボに特化した型(例えば、こちらにするのか、はたまた他の勝ち手段もしっかりと組み込んだデッキにするのか?デッキに必要とされるのは《太陽冠のヘリオッド》と《歩行バリスタ》、そして白マナだけとなりますので、構築の幅は多岐に渡るものとなります。

《歩行バリスタ》+《太陽冠のヘリオッド》のコンボ=+1+1カウンターの相乗コンボ。そう、カウンターを主戦略とするデッキといえば、こちら《硬化した鱗》のことは避けて通れないでしょう!

《硬化した鱗/Hardened Scales》[C16] 緑R

世に出ている『硬化した鱗デッキ』を見ていくと、多くのデッキは4x4x4x4・・・のような綺麗なリストで組まれているものがほとんどなのですが、このデッキはそれとは対極。他ではほとんど見かけることのない《悪戦+苦闘》に加え、《ナイレアの弓》のメイン採用。デッキの主軸の一つである《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》まで3枚に抑えられているという、なんとも独自な世界観が繰り広げられております。スタンダード時代から長いこと研究を重ねられているデッキですが、どうやらまだまだ成長のの余地があるようで。

GP名古屋に向けて一層本格化していくパイオニア環境。皆さんも、固定観念にとらわれることなく既存のデッキの新たなる道を模索していくのも良いかもしれませんよ?

バントドルイドコンボ by Icteridae

Modern League 2020-01-07, (5-0)

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これぞモダン!ってな具合に自分がやりたいことをふんだんに盛り込んだのが、こちらのデッキ。最速3ターンキルが可能なことに加え、対戦相手によっては一枚でゲームを決定付けるほどの力を持った三種プレインズウォーカーまでが顔を揃えております。

「ドルイドコンボ」の画像検索結果

まず、メインの戦略となるのがこちら定番の”ドルイドコンボ”。《献身のドルイド》と《療治の侍臣》コンビによって無限マナを発生させ、それを全て《歩行バリスタ》に注ぎ込むことによって対戦相手の息の根を止めてしまうというコンボです。

2ターン目《献身のドルイド》、3ターン目《療治の侍臣》と動くことで3キルすることも可能となっており、瞬殺コンボが数多く存在するモダン環境下においても1,2位の早さを争うコンボとなっております。しかし、その欠点としてクリーチャーコンボゆえに除去に弱いこと。そして、《献身のドルイド》の召喚酔いが解けなければコンボを始動できないというタイムラグがネックとなっていました。その欠点を補おうとデッキに追加されているのが、《死後の一突き》。そして二の矢となる各種プレインズウォーカー達です。

《死後の一突き/Postmortem Lunge》[NPH] 黒U

《死後の一突き》は、まさにこのデッキのために誕生したのではないかと思うほどの適合ぶり。これさえあれば、盤面を見て油断した相手の意識の外から瞬殺コンボを開始することが可能です。

《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》[WAR] 無R

このデッキをネクストレベルに昇華させているのが、すっかりモダンでもお馴染みのカードとなった《大いなる創造主、カーン》。4マナというコストはマナクリーチャーがいない状態であっても十分プレイすることが可能な数字であり、《罠の橋》、《マイコシンスの格子》と合わせ、ドルイドコンボとはまた別の角度からゲームを決定付けることが可能です。通常であれば除去に弱いデッキとなっているのですが、プレインズウォーカーという別角度からの攻めを搭載することにより、対戦相手はサイドボード後の対策にも非常に苦しむことになるのです。もちろん、メインプランの”ドルイドコンボ”にも関与しており、これによって実質《歩行バリスタ》5枚体制を敷くことが自然と叶っています。

現在のモダン環境は更なる高速化が進んでいるという話も聞きますが、そうとなったらこのデッキにもスポットライトが当たってくるのではないでしょうか?『テ―ロス還魂記』で登場する《太陽冠のヘリオッド》はモダンでも大いに活躍が期待できるカードであり、このデッキの更なる発展にも注目が集まります。

ニュータイプURデルバー by 不明

@legacy61460305Tweetより参照

レガシー最強のデッキとは何か?!

それには様々な意見が繰り広げられるかとは思いますが、その中でも絶対に避けては通れないデッキが二つあります。そう、『秘密を掘り下げる者デッキ』と、『奇跡』の二つです。

では、その最強のデッキが誇る宝刀二つをミックスしたらどうなるのだろうか?!今回紹介するデッキは、そんな”if世界”を実現してくれた構成となっております。

デッキが主戦略とするのは、従来の『秘密を掘り下げる者デッキ』同様、コストパフォーアンスに優れたクリーチャーを《目くらまし》や《意志の力》でバックアップしていくというもの。しかし、このクリーチャー選択の点でも、今までの『秘密を掘り下げる者デッキ』とは異なったアプローチが施されております。

《義賊/Robber of the Rich》[ELD] 赤R

従来のURデルバーでは《若き紅蓮術師》が一般的となっている枠には、他で滅多に見かけることがない《義賊》の姿が。最強のカウンター呪文である《意志の力》ですが、その大きな欠点となるのがピッチコストによる手札消耗の早さ。その重大な欠点を補ってくれるのが、デッキのアグレッシブな方向性にも合致しながらアドバンテージを稼ぎ出してくれる《義賊》の良いところ

「ならず者」が攻撃すれば追放されたカードはゲーム中いつでも利用可能なため、《厚かましい借り手》や《真の名の宿敵》ともシナジーを形成しているのが小憎いところです。

《相殺/Counterbalance》[CSP] 青U

さて、最も特徴的となっているのが冒頭でお伝えした『奇跡』の部分。このカードに煮え湯を飲まされた経験がある人も多いのではないでしょうか?そう、カンバラの呼び名で有名な《相殺》の登場です。

《相殺》といえば、今は無き《師範の占い駒》との極悪コンボによりレガシー環境を恐怖の渦に陥れた最恐タッグの一角。相方の登場で姿を消すかと思われていましたが、結局このカード単体でも十分強力ということで、今でも細々と活躍を続けている一枚です。

『URデルバー』は本来、このカードに苦しめらる側。それならいっそ、「自分が使ってみたらどうじゃろかい!?」と、見事に取り入れちまったもんだから(名前も存じませぬが)鬼才とは恐ろしいところ。

本来は《定業》であろう枠には《先触れ》が採用されていたり、UUを安定して捻出するために《不毛の大地》が不採用となっているところにも、製作者の心遣いが感じられます。

一見無謀とも思われるMixtureとなっていますが、いつの時代も素晴らしいものは”常識の向こう側”からやってくるものです。令和のレガシー環境を染め上げるのは、こんな型に縛られぬ柔軟な発想を持ったデッキなのかもしれません。

終わりに

いかがだっただでしょうか。
週初めの憂鬱を晴らす、素敵なデッキには巡り会えましたか?
 
これからこのコーナーでは結果を出したデッキに限らず、今回のようなTwitterで拾ってきたり、皆様からのお便りなどで頂いたデッキなんかも取り上げていきたいなと思っております。
 
「素晴らしいデッキが思い浮かんだ!」、「この発想をみんなに伝えたい!」なんて作品が御座いましたら、是非ぜひコメント欄でもTwitterの方からでもご連絡をお願いします。
 
来週のこのコーナーの一角を飾るのは、あなたの素晴らしいアイデアかもしれませんよ?
 
それでは皆様、また次の記事でお会いしましょう。
 
 
Enjoy MAGIC!!!!! 
 
(Written by NIMAME)
 
*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい。