【翻訳記事】What’s Good in Pioneer Now that Oko and Nexus Are Banned?-オーコと運命のきずなが禁止された現在、パイオニアのメタゲームはどう変わっていくのか?-

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Pioneer

BY JOSH SILVESTRI / DECEMBER 24, 2019 原文はこちら

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最新の禁止改訂により、このフォーマットにおいて問題になると考えられるカードのほとんどが環境から姿を消すこととなりました。

現時点では、Azorius Controlが最高の選択肢の一つと考えられるでしょう。《王冠泥棒、オーコ》と《運命のきずな》が禁止される前の環境においても最高のデッキの一つであり、今回の改訂における最大の勝者となりました。コントロールデッキが支配的な強さを持つ可能性もありますが、禁止改訂後に数を増やしたランプデッキ、テンポデッキ、コンボデッキと比較すると、その数はまだまだ少ないのが現状です。フォーマットは間違いなく良い方向に向かっており、万が一直ぐにでも劣悪な環境に変わってしまった場合、私は椅子から転げ落ちるほどビックリすることでしょう。どうやらDCIも同じ意見のようであり、フォーマットの動向を伺うのに一月中旬頃(おそらく)までの休養期間を設けています。

少なくとも一月以上はこの環境でプレイすることが出来るようになったわけですが、果たしてどのデッキをパートナーに選ぶのが良いのでしょうか?前述した通り、Azorius Controlは優れた選択肢の一つであり、少なくとも短期間の間は環境を定義するデッキであると考えられます。

これから紹介するデッキは、パイオニアの中でもより多くのパワーカードと環境への優位性を持っているデッキたちです。

Blue-White Control

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一部のプレーヤーはノンクリーチャー戦略を好み、二種類のテフェリーと《アーデンべイル城》の起動による勝利を目標とするようです。しかし、相手のプレインズウォーカーへのプレッシャーとゲームの速やかな決着を考えるならば、《厚かましい借り手》は採用したほうが良いと考えています。確かに、相手の腐っている除去の的とはなってしまいますが、率直に言って、例え《厚かましい借り手》が除去されたとしても、Azorius Controlが失うものはほとんど0に等しいのです。

このデッキに対する最適な解答としては、《時を解す者、テフェリー》を活用したAzorius TempoやBant Tempoが対抗馬として挙がります。《無私の霊魂》や《べナリア史》のようなカードは、《至高の評決》に対して実に効果的に機能します。

Spirits

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このリストはそれほど古いものではなく、Nathanael PerigoがOKC(GPオークランド)のPTQで権利を獲得したSpiritsをコピーしたものです。《至高の評決》はAzorius Controlを支える強力な武器となりますが、《無私の霊魂》と《呪文捕え》の両方が採用されたデッキに対してはいささか心許ないカードとなってしまいます。メタゲーム上位を中速以降のデッキが多く占めるようになった場合は、《呪文捕え》有するテンポに優れたデッキが活躍を見せるであろうことが予想されます。

コンボデッキを愛用する人にとって、《睡蓮の原野》は“ホップ・ステップ・ジャンプ”でtier 1へと成り上がった魅力的なデッキに映ることでしょう。《時を越えた探索》と《願いのフェイ》は、フィニッシュ手段からそこに至るプロセスの構築まで縦横無尽な活躍を見せてくれます。このデッキに必要なのは、自身をより効果的に護る手段、もしくはより速やかにコンボを達成する手段です。

このリストは、最近のMOリーグで結果を出したもののコピーです。

Lotus Field Combo

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アグロデッキに勝利する可能性を持つ唯一の要因となっているのが、《樹上の草食獣》と《願いのフェイ》が堅実なブロッカーとしても機能していることです。これらはコンボ達成のためのスロットとしても有効に働き、デッキが効率的に循環するための邪魔をしません。しかし、インスタントタイミングでクロックが上昇するデッキを相手にするのは非常に苦しいものがあります。例えば、《エンバレスの宝剣》や《ゴーア族の暴行者》といったカードですね。

環境のフェアな側面を見ると、プレイアブルな「冒険」カードはどれも素晴らしいカードパワーを持っています。フォーマットが低速化し、コンボや《王冠泥棒、オーコ》を始めとしていた強力なプレインズウォーカーが数を減らしていくにつれ、より重いクリーチャーのバリューは上がっていくこととなります。《砕骨の巨人》と《厚かましい乗り手》は、低コストの「冒険面」と優秀な本体により、《二種テフェリー》や《アーク弓のレインジャー、ビビアン》、《世界を揺るがす者、ニッサ》といったプレインズウォーカーたちにプレッシャーをかけていくことが可能です。3~4ターン目に《人知を超えるもの、ウギン》が登場してくる可能性が低下するならば、無色のブロッカーを乗り越えるための手段を考える必要はなくなります。

Gruulは何も失っておらず、Azorriusに対する様々な角度からの脅威も持ち、どんな相手にも有効に働くクロックをもっているため、新環境において間違いなく注目するべきアーキタイプの一つとなります。

8-Rabbleバージョンと、一般的なCoCo Gruul aggroの両方のサンプルリストを次に提示します。

8-Rabble Gruul

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CoCo Gruul

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アグロとAzoriusがランプ戦略を否定し始めると仮定すると、多くのプレーヤーが除去デッキに対する解答として、《ドムリ・ラーデ》と《集合した中隊》を使用し始めることが予想出来ます。3マナのカード全てが驚異的なクロックとして機能し、《エンバレスの宝剣》や《ゴーア族の暴行者》はゲームを簡単に終了させることが出来ます。《ドムリ・ラーデ》の格闘や《エンバレスの宝剣》によって不合理な状況を押し付けられるため、ミラーマッチは後攻が圧倒的に不利となります。

マナカーブを上昇させることは、ミラーマッチや他の緑のミッドレンジデッキに対してより適したカードを採用できるという利点があります。《探検する獣》と《栄光をもたらすもの》はどちらも優れた性能を持っており、《恋煩いの野獣》、または他のブロッカーの陰に隠れたプレインズウォーカーにプレッシャーをかけることが出来ます。赤を濃くする欠点の一つが、ミラーマッチでの活躍が期待できる《アーク弓のレインジャー、ビビアン》をプレイすることが難しくなることです。

Azorius Controlに対し、 《ドムリ・ラーデ》と共にサイドボードに追加のアドバンテージ手段を採用するのは良い戦略です。Gruulは、もうドロー・ゴーを繰り返すだけのデッキではありません。複数のプレインズウォーカーの選択肢があり、加えて《造命師の動物記》や《実験の狂乱》といった強力なアドバンテージエンジンも備えているのです。

《思考囲い》と《致命的な一押し》を用いた戦略に関しては、可もなく不可もなくといったところでしょうか。この二種は依然としてパイオニアにおける最高の呪文であり、《傲慢な血王、ソリン》はアグレッシブな戦略を有するデッキにおいて非常に強力です。《傲慢な血王、ソリン 》は、 ゲームの展開速度に多大なる影響を与えます。

以前《アーティファクトの魂込め》について話したことがありますが、悲しいことに、それはより強力な戦略を有するデッキたちの前にあえなく無力となっています。まあ、とは言ってもtier2~tier3くらいの立ち位置は常に維持していたため、私はこのデッキをプレイすることを心から楽しむことが出来ていました。しかし、《至高の評決》が環境を定義するようになった現在、このデッキはどの位置に留まることが出来るでしょうか?《王家の跡継ぎ》のようなよりバリューの高いカードを採用したり、《変わり谷》をフル採用するなどといった新たなる工夫が求められることとなります。但し生憎ながら、このマッチアップにおけるマイナーなアップグレードが明確な輝きを見せてくれるかどうかは正直わかりません。

環境の動向を予測すると、8枚のマナエルフや黒の優秀な1マナスペルに固執しないのであれば、Azoriusが最も優れた選択肢であるように思えます。それが《時を越えた探索》を有する各種コントロールデッキであろうと、《呪文捕え》を用いたよりアグレッシブなデッキであろうと、他のデッキが「エルドレインの王権」で誕生した規格外のカード達を禁止された今、Azoriusはパイオニアで使用することが出来る最高のカードをより多く採用したデッキとなっています。

パイオニアは現在、間違いなく新たなる一歩を踏み出そうとしているフォーマットです。前環境までは活躍が難しかった戦略に関しても、改めて目を向けてみる必要があるでしょう。

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Josh Silvestri

(Translated by NIMAME)

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