【翻訳記事】Sideboarding with Legacy Sultai Delver-メングッチの、Sultai Delverサイドボーディングガイド-

Legacy

BY ANDREA MENGUCCI / DECEMBER 11, 2019 原文はこちら

レガシーは、無限と表現してもおかしくないほど多くのデッキが存在するフォーマットです。最も人気のあるデッキですら占有率は全体の7%程であり、そのため、全てのマッチアップをカバーするのは不可能となっています。

今回はこちらの表に基づき、GP Bologna二日目のメタゲームで人気を集めたデッキに対する解説を行ないます。

Andrea Mengucci – 8th GP Bologna 1 December 2019

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個々のカード選択に興味がある方は、一つ前に戻って【翻訳記事】Finally! My First Grand Prix Top 8, with Sultai Delver in Legacy-GPボローニャ回顧録 with Sultai Delver-をご覧下さい。

Vs UR/Grixis Delver

On the Play:

Out

In

On the Draw:

Out

In

これは最も練習を重ねたマッチアップであり、かつ最も人気を集めるであろうと予測していた相手です。私の考えは間違っていませんでしたね。

UR DelverとGrixis Delverは、先手時における最高のDelverデッキです。特に《もみ消し》を採用したEwlandon型のDelverは、先手の利を最大限に活かすことが可能な構築となっています。Sultai Delverとの一番の違いは《稲妻》の有無であり、この二種Delverは最後の3~6点を盤外戦で削りきることが可能です。

このマッチアップ及び他の《目くらまし》デッキとのマッチアップにおいては、自身、そして対戦相手の《目くらまし》とどのように付き合っていくかが、ゲームを左右する重要な鍵となります。もし《意志の力》を手札に抱えているならば、決してタップアウトしないように気を付けて下さい。隙を見せてしまうと、《目くらまし》のバックアップを受けた対戦相手の脅威に対処することが出来なくなってしまいます。

1ターン目に《思案》を必ずしもプレイする必要はなく、また、毎ターン効率的にマナを使い切る必要もありません。これが、《目くらまし》デッキのミラーマッチで難しいところです。従来から続くマジックの基本とは離れ、根本的に異なったゲームプランの構築が必要となるのです。

今大会では4回Delverデッキとマッチアップし、その全てに2-0の成績で勝利を収めました。また、デッキをシェアしているZen Takahashiも全てのミラーマッチで勝利を手にしています。サイドボードプランとデッキ選択が間違っていなかったことを、この成績が証明してくれていますね。

一部の方々は、なぜDelverとのミラーマッチにおいて《意志の力》を4枚残しているのか疑問に思うことでしょう。2ターン目にプレイされる《戦慄衆の秘儀術士》と《若き紅蓮術士》を対処する必要があるため、私は後攻時のみ《意志の力》を4枚残すようにしています。

《目くらまし》でも良いのではないか?と思われるかもしれませんが、2ターン目には《目くらまし》を警戒した上での《致命的な一押し》or《突然の衰微》を《秘密を掘り下げる者》にプレイすることが必要となるため、後攻時は2ターン目に《目くらまし》をプレイすることが出来ないのです。

14回戦でGrixis Delverとマッチアップした際、私は見事計画通りに事を進め、2ターン目に《戦慄衆の秘儀術士》を《意志の力》、《秘密を掘り下げる者》を《致命的な一押し》で対処しました。これらは共に、対戦相手が《目くらまし》と《不毛の大地》を持った状態で成功を収めているのです。その後はミッドレンジ戦略を敢行し、《疫病を仕組むもの》と《悪意の大梟》の力によって勝利を手にしました。

序盤の危機を脱したら、《紅蓮波》に対してプレイしたり、《渦巻く知識》で山札の中に戻してしまっても構いません。このマッチアップにおける《意志の力》は、ゲームが長引くとあまり効果を発揮しなくなります。しかし、後攻時の不利を覆すためには必要不可欠なカードなのです。

Vs Sultai Delver

In:

On the Play:

Out

On the Draw:

Out

このマッチアップについては先ほどとほとんど同じ内容になりますので、あまり多くは語りません。《夏の帳》に注意し、《思考囲い》や《突然の衰微》を安易にプレイしないように気を付けましょう。《夏の帳》を持っている気配を感じた場合は、《些細な盗み》ではなく《厚かましい乗り手》をプレイしたほうが賢明です。

Vs Death and Taxes

In

On the Play:

Out

On the Draw: 

Out

このマッチアップに関しては、Grixis よりもSultai Delverの方が遥かに良い相性を誇っています。《突然の衰微》を使用出来るのは優れたオプションであり、《タルモゴイフ》は相手に解答を迫る大きな脅威です。

サイドボーディングによって、更なる差が生まれます。《疫病を仕組むもの》と《最後の希望、リリアナ》の効果は絶大であり、一度場に登場すればゲームの天秤は大きく傾くことになります。私は《カラカス》を、3マナのカードををプレイするための追加の土地として、また、《スレイベンの守護者、サリア》に対する素晴らしい解答であるという二つの理由でサイドインすることにしています。

《ミラディンの十字軍》は、このデッキが最も苦手とするカードです。プレイが解決してしまった場合、これに対する解答は一つ。《些細な盗み》による一時的なものがあるだけです。《思考囲い》で手札から落とすことが理想であり、また、《石鍛冶の神秘家》からサーチしてきた《殴打頭蓋》を対象と出来ることも考慮した結果が、《コジレックの審問》0枚、《思考囲い》4枚という採用理由に繋がっています。《石鍛冶の神秘家》解決後の《思考囲い》はゲームの勝敗を握る大きな鍵となるため、初手にあるからといって1ターン目にプレイするのではなく、2ターン目の相手の動きを見るまでは手札に抱えておくようにしましょう。

BG Depths

In:

On the Play: 

Out

On the Draw:

Out

これは厳しいマッチアップです。必ずしも悪いというわけではありませんが、他のコンボデッキと比較すると遥かに組し難い相手となります。特に現在は、BG Depthsのサイドボードに《夏の帳》も加わっています。

《輪作》パッケージは最高の解答となりますが、対戦相手のBプランも非常に強力です。

6回戦で、BG Depths相手に2-0で敗北を喫しました。ゲーム2で、私は《夏の帳》と《カラカス》を所持していたにも関わらず、4枚の《エルフの開墾者》と《タルモゴイフ》の前に膝を着くことになったのです。

友人のLorenzo Tassoneがこの対戦の勝利を収めることになったのですが、ゲームは非常に難しいものであり、BG Depths側の優位はほんの僅かなものでしかないと私は考えています。

Vs Miracles

Out

In

このアーキタイプには様々なバリエーションがあり、それらを全て一括りで考えることはナンセンスなことでしょう。ここに上げたものは、今大会で優勝したリストに対する考えとなります。

このマッチアップも厳しい戦いとなります。私が1日目に対峙した時は打ち負かすことに成功しましたが、友人のZen Takahashiは二日目に二敗を喫しています。もう一度言いましょう。私は、このマッチアップは僅かに不利な相性であると考えています。しかし、我々はそれを覆すことが出来る優秀なツールを所持しています。この対戦で最も強力なカードは、《森の知恵》です。

持てるリソースを最大限に活用し、《終末》と《夏の帳》に対峙していきましょう。《目くらまし》は、《不毛の大地》をサイドアウトする場合あまり有効ではないように思うかもしれません。しかし、それでも依然として重要なカードです。ゲーム後半に、通常コストでプレイされた《意志の力》を打ち消すことも珍しくありません。

Vs Ad Nauseam Tendrils

Out

In

《悪意の大梟》と《青霊波》は大したカードではありませんが、これらでブルーカウントを増加させ、《意志の力》のピッチコストへと企てます。

《不毛の大地》は他にサイドアウトしている2種と比べると決して悪いカードではありませんが、余分なマナはここでは必要ありません。

メインボード戦は、《思考囲い》に加え6枚のピッチカウンターを有しているこちら側が非常に有利な構成となっています。しかし、《夏の帳》のことを十分留意し、しっかりとプレッシャーをかけなければいけないことを忘れないでください。1ターン目の正解手となるのは、《思考囲い》ではなく《秘密を掘り下げる者》であり、十分なプレッシャーをかけなければ、ロングゲームとなり敗北を喫する可能性が高くなっていきます。

Sneak and Show

Out

In

当たると嬉しいマッチアップです。Ad Nauseam Tendrilsと同じように、メインボードにはSneak and Showを打ち負かすための準備が十分に整っています。

《血染めの月》の存在は常に忘れないようにしましょう。余裕があるならばマナを残し、《突然の衰微》や《青霊波》で対応して下さい。

《悪意の大梟》と《厚かましい乗り手》は、ANT戦と同様、時折プレイする可能性もある、基本的にはピッチコスト用のブルーカウントとして運用します。

このマッチアップでは、ANT戦よりも少し慎重にプレイするようにします。カウンター呪文を所持していない場合、1ターン目のアクションは《秘密を掘り下げる者》よりも《思考囲い》、もしくは《思案》から開始したほうが賢明でしょう。

最初に言及したとおり、フォーマットにはまだまだ沢山のデッキが存在していますが、今回はこの辺りで締めくくりとしたいと思います。

Sultai Delverは、私の大好きなフォーマットであるレガシーの中でも、特にお気に入りのデッキです。マジックを存分に楽しむことができ、また、持ちうる全てのスキルを活用することが出来ます。

あなたにも、お気に入りのデッキが見つかることを願っています。

(Translated by NIMAME)

*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい。      

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