【翻訳記事】ジェスカイストーンブレードと共に手にしたGP GhentでのTop 4

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By Brent Vos  //  25 Sep, 2019

Batterskull Modern Stoneblade

Hello! I’m Brent Vos.年は28歳で、オランダ南部の出身です。今まで5つのチームイベントに参加した経験があり、その内2つのイベントで決勝トーナメントに勝ち進んだ実績があります。

先週末開催されたGrand Prix Ghentで、チームメイト二人(Jesper BoxとNiels van de Sande)と共に準優勝という栄誉を手にしました。これは僕にとって二度目のチームGPにおけるTop4進出であり、それらはフォーマットも(リミテッドと構築)、チームメイトも異なるイベントで成し遂げた成果です。どちらの時にも共通して言えるのが、トーナメントに向けた準備と、そしてチームワークの両方が成功に向けての大きな力になったということです。

モダンGPに向けての準備

GPが開催される前月、環境を支配していたデッキが禁止改訂により大幅な影響を受けることになりました。そのため、先ずはどのデッキをプレイするべきなのかを把握するところから始める必要がありました。いくつか議論をした後、現在選択肢とすべきデッキが以下のものであることを確認しました:

  • トロン
  • タイタンシフト
  • ウルザソプターソード
  • 献身的なドルイドコンボ
  • バーン
  • グリクシスシャドウ
  • 石鍛冶の神秘家を主戦力としたデッキ
  • ドレッジ(大きな疑問符はあるが…)

ジャンドを中心としたミッドレンジ戦略が復活したことでクリーチャーを主体としたコンボデッキは大きく立場を悪くしたため、僕たちは直ぐに献身的なドルイドコンボを選択肢から外しました。バーンはGPの前に素晴らしいパフォーマンスを見せていましたが、その結果には誰しもが注視しているため、この選択も罠となる可能性があります。バーンは、デッキの地力が特別高いデッキではありません。

トロンとタイタンシフトを選択することは非常に合理的なものではありましたが、僕のチームメイトはウルザソプターソードとドレッジという、より強力なデッキを選択することに成功しました。ドレッジについては最初、大きな疑問符を投げるところから始めましたが、信仰無き物漁りがなくてもデッキが問題なく機能するのを確認したことによって最良の選択であると判断できました。デッキ自体は間違いなく弱体化しましたが、禁止改訂によって墓地へのヘイトが弱まったことで、むしろ今までよりも良いパフォーマンスを見せてくれたのです。しかし、今後は墓地利用に対してのガードが上がってくると予想されるため、ドレッジが最良の選択肢であり続けることはないと思います。

ウルザソプターソードは素晴らしいデッキで、チームメイトは喜んでこのデッキを選択しました。非常に強力なデッキであり、ミラー以外の全てに対しての備えが出来ていると感じました。

一方の私はというと、石鍛冶の神秘家への愛が強すぎて盲目となってしまっていました。最初、様々なデッキに彼女を組み込んで最適なものを探そうとしましたが、それがなかなか上手くいかなかったのです。何度かMOリーグに参加した後、ある程度満足の行く青白ストーンブレードが誕生。そこから議論を重ねた結果、デッキには軽い除去呪文(対:石鍛冶の神秘家・バーン・人間)/プレインズウォーカーに対抗する手段(対:ジャンド・青白コントロール)/必要十分なだけのクロック(対:トロン・タイタンシフト)が欠けていると結論付けました。

稲妻の採用―青白二色だったデッキに赤を追加することで、これらの問題のほとんどを解決することに成功しました。流刑への道の代わりに稲妻を採用することで、対戦相手の石鍛冶の神秘家をスマートに対処できるようになったのです。

しかし、デッキの構成については頭を悩ませました。より積極的な構成(聖トラフトの霊)とするべきか、コントロールに寄せた(謎めいた命令)構成にするべきか、それとも、更にテンポに向けた構成とするべきか…。その後、仲間のオランダ人プレーヤーPhilip van Donselaar(先週末オランダのMCQでTop4に入り、GP Gentで10-4)のリストを見た後、そこにいくつかの変更を加えることで非常に満足のいくリストを生み出すことが出来ました。唯一納得していないのが、減衰球ではなく3枚目の高山の月を選択したことです。トロンの使用する爆発域は大きな懸念事項であり、2枚目の高山の月はドローの質を大きく低下させてしまいます。

このデッキの今後については、主にサイドボードに変更を加えるつもりです。今回はビッグマナ戦略に対してのガードを上げてドレッジとの対戦を諦めたことが功を成しましたが、今後はドレッジの増加が予想されるため、墓地利用へのガードも上げていかなくてはいけないでしょう。

最後に、ウルザソプターソードは予想よりも更に優れているデッキ(非常に優れたデッキだと思っていましたが、それよりも更に上を行きます!)です。既に十分な数の有効なカードを採用してはいますが、加えてより良いゲームプランを模索する必要があるでしょう(残念ながら、私はまだその解答を見つけることが出来ていません。恐ろしいことです…)

さあ、これが私がGPで実際に使用したリストです。

Brent Vos GP Ghent Top 4

Jeskai Stoneblade

Brent Vos, Top 4 GP Ghent

以下が、この大会における僕の最終成績です:

  • 青白ストーンブレード:1-0
  • ドレッジ:1-1
  • ジャンド:2試合(どちらもチームメイトが終了するまでに決着がつかなかった)
  • 人間:0-1
  • バーン:2-0
  • トロン:2-0
  • スケープシフト:2-0
  • 献身的なドルイドコンボ:1-0
  • ウルザソプターソード:1-1-1

デッキに関する注意点

饗宴と餓鬼の剣 Vs. 火と氷の剣

どの剣を採用するかについては、多くの議論が起こりました。

饗宴と餓鬼の剣はプロテクション(色)と効果が非常に優秀な一枚であり、カウンター呪文のためのマナを保持しながらクロックを形成することが出来ます(2ターン目:石鍛冶の神秘家/3ターン目:呪文捕え/4ターン目:石鍛冶の神秘家を起動→装備)。しかし、この動きがテスト中に決まることはほとんどありませんでした。そして、基本的には剣が機能を始めるとゲームは速やかに終焉へと迎います。

火と氷の剣のプロテクション(色)は、飛行機械の鋳造所から生み出されるトークンが青であり、対戦相手の呪文捕え/瞬唱の魔道師に対しても有効に働きます。もちろん、プレインズウォーカーやゴブリンの技師、または対戦相手に2点のダメージを与えることは付加効果として十分過ぎるものですし、それに付随して稲妻→瞬唱の魔道師→稲妻で攻めることはこのデッキにとって最高の動きの一つです。

サイドボードに追加の殴打頭蓋を加えたことは、とても素晴らしい判断であったと感じます。ミッドレンジ戦略用のカードを探していましたし、この選択によって剣をサイドアウトする場合においても、2枚目の石鍛冶の神秘家が素晴らしい価値を持ち続けます。他に、二枚目のゼンディカーの同盟者、ギデオンのようなミッドレンジ向けのカードについても検討していましたが、殴打頭蓋を追加することが石鍛冶の神秘家の価値を更に高め、クリーチャーを主体としたマッチアップに対してより適している選択であると感じました。

謎めいた命令

Cryptic Command

青白の構築を開始した当初は、数枚の謎めいた命令をデッキに採用していました。汎用性のある強力なカードであり、多くの場合においてゲームに大きな影響を与えてくれる一枚ではあるのですが、反面マナベースには大きな負荷を要求します。RR1U(稲妻+瞬唱の魔道師+稲妻)と、1WUW(テフェリー+流刑への道)に加えてUUUをサポートすることは非合理的な構築であり、これを唱えるためにフェッチランドからサーチする土地の選択にも犠牲が伴います。結果、謎めいた命令の採用は見送ることが賢明な判断であると考えました。

ちらつき蛾の生息地vs.天界の列柱

天界の列柱は青白系のデッキにおけるスタンダードな選択ですが、1ターン目に呪文嵌めから始まるマナカーブを考慮した場合、タップ状態でセットする土地をプレイするのは想像以上に厄介な問題であると感じました。更には、このデッキは4マナのアクションを頂点として構成しているため、6マナを準備して列柱の能力を起動する場面はほとんどありません。

ちらつき蛾の生息地の採用は珍しいと思いますが、剣を最大限に有効活用するためにもこの特異な脅威を用意したのは素晴らしい結果をもたらしました。また、ヴェールのリリアナと時を解す者、テフェリーをテンポロスなく攻めることが出来るのがなんとも素敵なカードです。最終的に一枚の採用には留まりましたが、もしもチームメイトの Jesper に制御されていなければ追加の採用を考えていました。ただ、マナベースを考慮すると、とてもじゃないですが非現実的な考えだったと思います。

マナ漏出は否定の力よりも優れている

マナ漏出が想像を超える活躍を見せてくれたため、否定の力に割いていたスロットはこれと取って代わることになりました。否定の力はこのデッキが求めている全てを補ってくれるカードであるように見えましたが、実際は直ぐにピッチコストによるガス欠を起こし、対戦相手の脅威の全てを受け止めることは出来ませんでした。呪文捕え追放することは大きな損失であり、それが価値を持つ場面はほとんどありません。しかしカーンやスケープシフトなどに対しては依然として素晴らしいカードなので、サイドボードには枠を設けるようにしています。

傑出した瞬間

ラウンド3で、我々はルームメイトと友人で構成されたチームと対戦することになりました。私は死の影を1年以上の間プレイしてきたので彼らのデッキ調整を共に行っており、ドレッジとのマッチアップは有効なカードを用意していたとしても決して良いものにはならないため、他のマッチアップを優先することにしてドレッジと当たった際は「諦める」ことを提案していました。ご想像の通り、友人は僕のチームメイトが繰るドレッジと対峙した際、あまりにも対抗手段が少ないことを嘆く結果となりました。恨めしそうな顔をしていたよ。

ラウンド10では、ドレッジのエキスパートであるSodekと対戦することになりました-ドレッジとのマッチアップを放棄したと言ったことを覚えていますか?しかし、僕は主にタイタンシフト(及び、ウルザソプターソード)への対抗手段として夢を引き裂く者、アショクを1枚採用していたため、それを4ターン目に引き当てたことで追加ターンの最後に彼から勝利を手にすることが出来ました。

時を解す者、テフェリーは、トーナメント全体を通して素晴らしい仕事をしてくれました。呪文捕えをバウンスするのも素晴らしいコンボですが、1ターン目に待機された明日への探索を永久に追放したままにするのは更に素晴らしい効果です。また、裂け目の稲妻も何度か追放しましたし、血編み髪のエルフの続唱も抑止してくれました。このような作用をもたらしてくれる度に感動を覚え、彼のことがもっともっと好きになっていったのです。

大会に向けた準備段階で、チームメイトの二人は情報の大部分をプロの選手から収集しました。Sodek(ドレッジ)と、Kanister(ウルザソプターソード)の両方からアドバイスを得るため、我々は*patreonを大いに活用しました。

トップ4のプロフィールからわかるように、我々はクレジットを支払うべき場所に投資することは当然のことであると考えています。僕達にとって最高の瞬間は、スイスラウンドでSodekとKanisterの両者と対戦し、どちらも打ち負かすことに成功したことです。マスターに取って代われたとは決して思いませんが、確かに一時の間、僕たち生徒は参考とする先生の背を超すことが出来たのです。

*パトレオンとは、アーティスト(ここではプレーヤー)の支援が出来るプラットフォームのこと

最後になりますが、我々はイベント全体を通してお互いをうまく補完することが出来ました。チームメイトのプレイを見ている時は、プレイのことよりも、単純なミスを起こしていないかを見逃さぬよう常に注視するようにしています。互いに、質問をする際は答えではなく思考プロセスの手助けを与えてくれることを望んでいます-ゲームをプレイしている人間は、その状況を解釈するのに20秒の時間を要する人よりも遥かに良い考えを持っていますからね。しかし、多くの場合「攻撃クリーチャーはこっちの方が良い?」とか「このカードはプレイするべき?」などといった、簡単な質問や確認だけで十分でしょう。

(Translated by NIMAME)

*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい*

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