今週末はこのデッキと心中しないか #71 スゥルタイミッドレンジ

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HistoricUs_Apart今週末はこのデッキと心中しないか
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どうも。Mtg digging編集部のUs_Apartです。

 

今週はセカコロの決勝など注目も行われておりましたが、俺の方は先週に引き続きまったりヒストリックライフを継続中であります。スタンダードもやりたい気持ちがあるんですが、新しいカードが加わるとどうしてもそっちの方を使いたくなっちゃうよね。

 

というわけで、今週のデッキはこちら

スゥルタイミッドレンジです。

インポートリストはこちら

このデッキを選択する利点

《奔流の機械巨人》+《崇高な天啓》が使いたい!という一心からデッキ構築がスタートしました。

《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》[KLD] 青R《崇高な天啓/Sublime Epiphany》[M21] 青R

この二枚のシナジーは最近のヒストリック環境ではちょこちょこ見られるものですが、

 

①《崇高な天啓》が墓地にある状態で《奔流の機械巨人》を出す

②《奔流の機械巨人》が場にある状態で《崇高な天啓》を唱える

 

上記のどちらかの条件を満たすと、《崇高な天啓》の三番目の能力である「自軍のクリーチャートークン生成」により、《奔流の機械巨人》がコピーされ、再度墓地のインスタントをコピー可能になり、それにより再度《崇高な天啓》をコピーすることができれば、場に大量の《奔流の機械巨人》が展開され、相手のパーマネントはバウンスされまくり、呪文や誘発能力もシャットダウンされた上、自分にはドローももたらされるという、おまけ付き。

 

正直、6マナからスタートするコンボなので、スゥルタイカラーを選択するなら、《世界を揺るがす者、ニッサ》→《ハイドロイド混成体》などのシナジーを優先しても良かったのですが、このコンボは成功させると盤面がものすごく有利になる(上にハンドもそれなりに補充される)、という点が気持ちよく、こちらを優先しました。

 

《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や大量のマナからの《ハイドロイド混成体》も非常に強いですが、これらは盤面が圧倒的に負けていると手遅れなことも多いです。ですが、こちらの連携は一度成功すると相手のパーマネントを三つどけた上に、こちらに《奔流の機械巨人》が3体。なんて盤面を打ち消しを絡めつつ、インスタントタイミングで発動することもあるので、捲り力が半端ないです。

 

つまり気持ち良さ重視の採用なのですが、実際盤面で押してくるデッキには非常に強い連携です。

カード選択について

《成長のらせん》

《成長のらせん/Growth Spiral》[RNA] 金C

スゥルタイカラー大定番のカードですが、今回は不採用としました。このデッキは《世界を揺るがす者、ニッサ》が不採用のため、マナ加速しても能動的に展開したい重たいアクションがありません。《崇高な天啓》にせよ、《奔流の機械巨人》にせよ、受動的なアクションになります。

 

ですので、マナ加速した先に能動的なゴールがない分、他のスゥルタイ系のデッキより、価値が下がってしまう点と、《奔流の機械巨人》を展開した際に、墓地に《成長のらせん》しかない場合にそれが負け筋になることが多いと感じました。《奔流の機械巨人》は多くの場合、除去や打ち消しといった妨害手段と合わせて、状況回復を狙いたいので、《成長のらせん》を撃つターンを除去や打ち消しに使いたいと考え、不採用にしました。

 

とはいえ、すごく強いカードなので、構成を変え、有効利用できそうならすぐさま採用したいカードの一つです。

《ハグラの噛み殺し》

《ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling》[ZNR] 黒Rいぶし銀なカードです。マナフラッド対策として土地でありながら、スペルであるカードをある程度採用しました。その中でこいつを採用した理由は、

 

①スペルの面がインスタントである
②役割を《致命的な一押し》《取り除き》と差別化でき、補完している

といった点です。本来は重たいのであまり使いませんが、軽いクリーチャーを《致命的な一押し》《取り除き》で対応するなら、デカイクリーチャーにだけ使えるので4マナは悪くありません。またこれらのスペル土地は《覆いを割く者、ナーセット》からも持ってこれるため、土地不足を《覆いを割く者、ナーセット》で解消できることもあり、《覆いを割く者、ナーセット》が神性能に化けます。

《大渦の脈動》

《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》[ARB] 金R

やや重いですが、そこさえ許容できればソーサリーである点を除いても非常に優秀なカードです。このカードも《ハグラの噛み殺し》同様に役割を《致命的な一押し》《取り除き》と差別化でき、補完している点が非常に強いポイントです。

 

置物などに当てることが多く、《アズカンタの探索》やサイド後の《墓掘りの檻》などにスマートに対処できるキレものです。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》[THB] 金R

もはや様式美となりましたが、やはりこのカードはおさえておいた方が良いでしょう。なんだかんだ最強カードです。脱出コストのせいで《奔流の機械巨人》と喧嘩してしまうこともありますが、それでもこのカードがもたらすバリューの方が大きいです。迷わず採用で良いでしょう。

ちょっとしたコツ・注意点

デッキ名はミッドレンジと称してますが、かなりコントロールよりのデッキです。《ハイドロイド混成体》は打ち消されないドローソースとして使うことが多いですし、そう使った方が良いマッチアップも多いです。

《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》[RNA] 金R

また、マナフラッドすることも多々あるので、それぞれのスペル土地の置き方には気をつけるようにしましょう。後半土地ばかり引いて死ぬことも多々ありますし、だからと言って序盤に土地が止まっても死ぬデリケートなデッキです。優しく扱ってあげてください。

最後に

一般的なスゥルタイは割と《世界を揺るがす者、ニッサ》型の方が多く、そちらの方が強そうだなとも思っているのですが、やはり新しいカードの誘惑には勝てず、こういった構成を採用しました。飽きたら、普通の構成でも使おうとも思いますが、もしかすると最適化することができればこちらのタイプの方が強いんじゃないかという一抹の希望も持ちながら楽しんでおります。

 

今の気分だと年末にかけて割とまったりとファンデッキを触ることになりそうです。

 

それでは、ありがとうございました。またね。

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