今週末はこのデッキと心中しないか# 54 ゴブリン

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HistoricUs_Apart今週末はこのデッキと心中しないか
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どうも。Mtg digging編集部のUs_Apartです。

 

さて、今週はプレイヤーツアーファイナルも行われておりますが、俺は来週のアリーナ・オープンに向けて調整しているのでヒストリックについて書いていきます。にしてもヒストリックはスタンダードと違った魅力があって、楽しいですね。勝手が違いすぎて苦戦しておりますが、それでも夢中になってます。

 

ということで、早速デッキ紹介にいきましょう。

今週のデッキはゴブリンデッキです。

インポートリストはこちら。

このデッキを使う利点

まずデッキパワーが高い、なので、ローグデッキをしっかりと倒せる。これはまだ開拓が甘いヒストリックというフォーマットにおいては本当に大きいメリットですね。ローグデッキとはかなりマッチングするので。

 

そしてゴブリンデッキはアグロなのに全体除去に強い、復帰力の高いデッキであり、ブン回ったときの動きはコンボ要素もあり、対策が難しく、攻めが多角的です。かなり爽快感のあるデッキですし、ジャンプスタートや基本セット21の新しいカードも採用されているので、新しい物好きな俺にもオススメのデッキです。

想定するゲームプラン

環境には5C原野デッキ、ティムール再生、ゴブリンが多く、その次に赤単が多い印象です。

 

 

俺的偏見メタ

Tier1
ゴブリン
5C原野
ティムール再生

Tier1.5
赤単(バーン)

Tier2
4Cケシス
ブリーチコンボ
ジャンドサクリファイス
ラクドスサクリファイス

 

ってなところだと思っています。

 

個人的には本日時点だとトップ4つのデッキは睨みますが、Tier2のデッキはあまり気にしてません。なぜなら、この他にもローグデッキがものすごく多いので、Tier2デッキをケアするのなら、ローグデッキ(デッキパワーが低いデッキ)にきちんと勝てるように構成した方が強いと思っています。

 

つまり上位4デッキとローグデッキを意識することができていれば良いというのが、俺の環境理解となり、その要素を一番満たしているのがゴブリンだと考えます。では、トップ4デッキ及び、ローグデッキに大してどのようなプランを強いていくのか、それはカード見つつ触れていきます。

カード選択について

まずこのデッキのキーカードは

《上流階級のゴブリン、マクサス》

《群衆の親分、クレンコ》

《スカークの探鉱者》

《ゴブリンの酋長》

かなー、と感じてます。

 

《上流階級のゴブリン、マクサス》

このデッキは普通にビートダウンしてライフを責めることでもそれなりに強いですが、それと別プランの勝ち手段としてこいつがいます。能力は場に出た時にトップ6枚からコスト5以下のゴブリンクリーチャーを全部場に出す、しかも本人も《ゴブリンの熟練扇動者》を彷彿とするパンプ能力持ち。強い。基本線はこいつを場に出すことを狙いながら、道中、ビートダウンしていくというプランを取ります。

 

《群衆の親分、クレンコ》

《群衆の親分、クレンコ》はパワーカードではあるものの、他のカードのサポートなしには強くないカードです。ほとんど単体では完結しないのにも関わらず、4枚入れているのはそのサポートが実現した時は本当に笑えるくらい強いからです。サポートってのは基本的には速攻をつけるか、奇襲的に起動能力を起動することですね。

【パターン1】ロード+《群衆の親分、クレンコ》

このパターンは《群衆の親分、クレンコ》が速攻を持つので、着地した瞬間起動能力でトークンが出て、しかもそのトークンも速攻を持ってるので、すぐさま殴りにいけます(さらに《ゴブリンの酋長》が相方ならトークンも全て+1/+1修正!)。

【パターン2】《人目を引く詮索者》+《群衆の親分、クレンコ》

《人目を引く詮索者》が場に出ている状態で、《群衆の親分、クレンコ》がデッキトップにある場合、《人目を引く詮索者》の常在型能力で、《人目を引く詮索者》が《群衆の親分、クレンコ》の起動型能力を持ちます。このパターンだと、最短3t目、4t目にトークンが湧き出すので、これまた強力です。

アップキープに起動することでドロー前のデッキトップを参照することもできるので、ターンのはじめにデッキトップが《群衆の親分、クレンコ》なら、ドロー前に能力起動すると良いでしょう。

【パターン3】《上流階級のゴブリン、マクサス》+《群衆の親分、クレンコ》

このパターンは《上流階級のゴブリン、マクサス》経由で【パターン1】に持っていくパターンです。なので、厳密にいうと、《上流階級のゴブリン、マクサス》+《群衆の親分、クレンコ》+ロードっていうのが正しい表現かもしれませんが、まあ、これが実現すると大概勝ちます。

 

《スカークの探鉱者》

「アホか」ってくらいマナが出たりします(出なかったりもします)。《上流階級のゴブリン、マクサス》や、《群衆の親分、クレンコ》がいる状態だと、ゴリゴリにマナが出ますし、《ゴブリンの扇動者》とも相性が良いです。ちなみにブンルートとして、こいつを経由し3t目に《上流階級のゴブリン、マクサス》が出るルートが3パターンあります。

【パターン1.2】《スカークの探鉱者》+《ゴブリンの扇動者》or《ずる賢いゴブリン》

1t目:《スカークの探鉱者》
2t目:《ゴブリンの扇動者》or《ずる賢いゴブリン》

 

と展開し、3t目にこれらが生き残り、3枚目のランドをセットできると6マナに到達し、《上流階級のゴブリン、マクサス》が出せます。流石に暴力っしょ。

【パターン3】《スカークの探鉱者》+《人目を引く詮索者》+《群衆の親分、クレンコ》(デッキトップ)

1t目:《スカークの探鉱者》
2t目:《人目を引く詮索者》

 

と展開し、3t目(ドロー前、ドロー後問わず)に《群衆の親分、クレンコ》がデッキトップにあると《人目を引く詮索者》がトークンを2体出してくれて、嬉しくなれます。かなり確率が低く、ハードルが高いですが、できた時にバリューが高いのがこのパターンなので、リスクがない場面なら積極的に狙っていきましょう。

 

だって、ドロー後のトップが《群衆の親分、クレンコ》だったら、《上流階級のゴブリン、マクサス》から大当たり確定のようなもんですからね。

《ゴブリンの酋長》

サイズを上げてくれる役割とサイズアップの役割はそれぞれ非常に貴重で、サイズアップはこのカードでしか、できないため唯一無二の性能です。ビートプランでもコンボプランでもそれぞれ役に立ちますが、ビートプランでは特にこいつの役割が大きいですね。《ゴブリンの戦長》とは役割が異なりますが、概ねこちらの方が重宝することが多いです。

《ゴブリンの廃墟飛ばし》

《死者の原野》デッキをはじめ、重いデッキ全般に対して、無類の強さです。《雪崩乗り》がゴブリンになったら部族シナジーもあって強いっすよね。結構雑にサイドインして強いカードです。
《ゴブリンの鎖回し》

タフネス1のクリーチャーが一定数いるマッチアップにサイドインします(ミラーとか)。これも雑に強いカードなので、雑にインして強いです。あとは除去の枠をなるべくスペルにせず、ゴブリンカードで揃えることにより、シナジーを崩さずに済むのがグッドです。

ちょっとしたコツ・注意点

サイドインはスペルを少なめに

サイドインする際はとにかくゴブリンカウントをあまり減らさないようにしましょう。《上流階級のゴブリン、マクサス》を出しても空振るのはキツイですからね。なので、逆にいうとサイドボードに入れるゴブリン以外のカードはしっかり役割を持ったカードを入れましょう。《炬火の炎》や《レッドキャップの乱闘》などは明確に欲しいカードなので、採用しています。

《人目を引く詮索者》のトップ確認は要注意

能力がややこしいので俺は結構見逃し、やらかしますが、《スカークの探鉱者》《群衆の親分、クレンコ》がトップに見えたら、使いどころがあるか考えましょう。《廃墟の地》を喰らって、不意にトップが変わったり、した際に見逃さないように注意しましょう。

最後に

このデッキは俺が触ったデッキの中では感触が良いですが、あくまで今現状での話であって、これから1週間でまたメタが変動するように感じます。とにかく、面白い上に強いデッキなので、来週までに一度触ってみることをオススメします。

 

それでは、ありがとうございました。またね。

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