どもっ、NIMAMEです。
MTG Diggingで、ブログを書いたり、Twitter運営をしたり、YouTubeを撮ったり、生配信をしたりしています。普段はサラリーマンです。
さて、今回は「正しいデッキ選択」についての話。
自分の考えはもとより、参考先としてSETH MANFIELD選手(以下、敬称略でセスと表記)が投稿していた記事を引用しております。
早速、始めていきましょう。
正しいデッキ選択こそが、成功への近道
わかっちゃいるけど、それがなかなか難しいよね。
デッキ選択時に犯してしまいがちなミス10選
まずは、セスがあげる10個の陥りがちなミスを羅列。
簡単な言葉にまとめてあります。
1.他人の考えに影響を受けすぎる
2.自分の強みを理解できていない
3.遅すぎ(または早すぎる)決断
4.メタゲームについての考え不足
5.ベストデッキ選択という義務感
6.準備(テスト)が不足している
7.オンライン結果への過度な信頼
8.データ収集の怠り(本当に重要)
9.オンライン情報への過度な信頼
10.きらいなアーキタイプの選択
耳が痛いです。思い当たる節、ありすぎ。
では、これを基に掘り下げていきます。
1.他人の考えに影響を受けすぎる
「友達の~が、勧めてきたから。」
「~選手が、このデッキを推していたから。」
こんな感じでデッキ選択してしまうこと、ままありますよね。
「隣の芝生は青く見える」という言葉があります。
あなたとそのプレーヤーでは、プレイのスキルにも、そしてスタイルにも違いがあります。得意とすること、苦手とすることも異なっていることを忘れないでください。
ほかの意見も大切ですが、流されるだけではいけません。
他人は他人、自分は自分です。
2.自分の強みを理解できていない
自分のことを理解するのって、結構難しいです。
よくある例だと、アグロデッキで好成績を上げてることが多いのに、コントロールに固執しがちな人(逆もまた、しかり)とか、わりと多い気がします。僕もそんな癖がありました。
好きなデッキを回すことは、否定しません。
しかし好成績が目的とするならば、「自分の強みを理解していない状態」は、かなりもったいない。
友人など、他人に意見を求めることも、一つの方法です。
客観的に分析し、自分の強みを明確化しましょう。
3.遅すぎる(または早すぎる)決断
大会に参加する前日の夜、「あと一枚が決まらねー!」
そんな経験、ありがちですよね?
大会に向けた時間管理は、プレイの技術と同じくらい大切なことです。
最近はメタゲームの変化がどんどん加速しており、先週まで最適解だった選択が、翌週にはすでに誤った選択となっていることも少なくありません。しかし、最後の最後、直感に頼った選択をおこなってしまうのは危険信号。
大切なのは、「75枚すべてに意志をもった選択をする」ということ。
決断は…遅すぎず、早すぎず。採用の意図を明確にしましょう。
4.メタゲームについての考え不足
現状のメタゲームを理解し、目標とする大会への予測を立てる。
これを意識しなければ、「最適解の選択」からは遠ざかってしまいます。
ここでいう「最適解」とは、必ずしも良い結果が出ると保証されたものではなく、「ベストアプローチ」のことを指しています。
結果は、あくまで結果。運の要素も絡むものです。
セスは、MC VIIに『シミック・フラッシュ』を持ち込む選択ができたことを、自身の良い体験談としてあげています。デッキのポテンシャル自体は高くないものの、特定のメタゲームにおいては最高の選択肢となり得る。
これこそが、メタゲームを理解することの本質なのでしょう。
5.ベストデッキの選択という義務感
「ベストデッキを選択するべきだ」という義務感は、とても陥りやすいミスの一つ。
原文で、本当に重要なポイントとしてあがっている項目です。
前項までの内容に加え、デッキ選択時に大切なのは、自分のスタイルをしっかりと理解し、それを貫くことです。「ベストと思われているもの=あなたにとってもベスト」であるとは限りません。
それは、本当にあなたのスタイルにも合致したデッキですか?
もちろん、ベストデッキと呼ばれるにはそれ相応の理由がありますので、決めつけで最初から距離を置くのではなく、何度かテストをしてみることは大切です。
一休憩、いれましょう。
ここまで、前編です。ちと疲れてきましたね。
ちょっと休憩を挟んで、次に進みましょう。
・・・では、準備はいいですか?
6.準備(テスト)が不足している
わかっちゃいるけど、難しいっすよね。
時間は有限なので、費やせる時間にはどうしても限界があります。
これは効率性を上げることで解決するしかないかもです。具体的には、候補を絞って無駄なテスト時間を減らすとか。
デッキの絞り込みは、他の項目をチェックすることで解決しましょう。
友達とシェアして調整をするとかも、いい感じです。
とはいえ、時間がかけられるならばそれに越したことはありません。
7.オンライン結果への過度な信頼
ギクッ(思いっきり覚えあり…)。
MOやアリーナの結果を過信しすぎてはいけません。
あくまで、結果は結果。
そのプロセスや、内訳へと、目を向けましょう。
エクセルを使った詳細なデータ取りをしたり、いまならアリーナのトラッカー&解析ツールなんかが便利ですよね。
8.データ収集の怠り(本当に重要)
同上。
デッキの変化や、メタゲームの推移。サイドボードの入れ替えや、それに伴う変化についてまで、出来る限り詳細なデータ収集を心がけましょう。
今月は久々にスタンダードやったけど、アリーナはメタゲームの移り変わりが凄まじく早い。マッチングは勿論のこと、75枚の細部に至るまで、状況に合わせてみんなよく調整されてる。
— NIMAME / Ryuto Ionue (@Digging_NIMAME) July 16, 2020
同じデッキを脳死で回すと痛い目しかみないすね〜🥶
こんな感じで、やってみると結構気づきが生まれます。
9.オンライン情報への過度な信頼
これ、最近は特に陥りがちな項目です。
昔に比べ情報を収集できる環境が圧倒的に整い、トーナメントから2~3日も経てば、成績優秀者のプレイングガイドが簡単に手に入る時代へと突入。
これは極端な話、「ビギナーであっても、最高のリストを必要最低限以上のスペックで使いこなすことができるようになった」ということです。
まあ、それはもちろんコミュニティの在り方として進化をしているともいえるのですが、セスはこれに対して「いやいや、本当に強くないたい(勝ちたい)のなら、それに踊らされてちゃいけないぜ」と警報を鳴らしているわけですね。
往々にして、ネットに転がっているサイドボーディングガイドなどを過信してはいけないと、プロプレイヤーたちもよく口にしています。
10.きらいなアーキタイプの選択
マジックの本質。この話のまとめですね。
いくら強力なデッキであっても、それがストレスになるならば本末転倒です。
楽しむことこそが、“マジックを上達する=好成績を上げる”ための一番の近道です。いくら素晴らしいデッキだとしても、楽しみを見出せず、マジックに触れる時間、データ収集の期間が、学校の宿題のように苦痛なものとなってしまっては元も子もありません。
楽しみましょう。興奮を、手にしましょう。
湧き上がるモチベーションこそが、最高の結果を得るための、最大の武器となります。
これを殿堂プレーヤーのセスが言葉にしていることに、ぼくは偉く感動しました。
「好きこそ物の上手なれ」
-偉大なプレーヤーとは、誰よりもマジックを楽しめる心から生まれるのかもしれません。
では最後に、ぼくの大好きな言葉を添えておきます。
stay hungry, stay foolish
「求め、模索し、楽しみ、もがき、信じた道をいきましょう。そして、その先にこそ、あなたにとっての最適解が待っていることでしょう。」
それでは、この辺で🧐
MTG DiggingのNIMAMEがお送りしました。
よき、MtGライフをお送りください。 ばいばい
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上の言葉の参考元とした、「スティーブ・ジョブズ」に関する漫画。
最近読んで結構面白かったんで、よかったらどうぞ。
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