どもっ、MTG DiggingのNIMAMEです。
記事の執筆に向け、100戦くらいをこなしました。
最初は義務感。途中からは、愛情です。
さて、今回は構築編に続き『白単アグロ』の実践録。
ちなみに、絶頂期の成績は、こんな感じです。
完全Tier外のデッキながら、結構頑張ってます。
20戦近くで後攻勝率100%は、自分が上手くなったかと錯覚します。笑
では、はじめていきましょう。
調整の過程
生の調整過程を、お送りしましょう。
バージョン.1
構築編のデッキ構成、そのままです。
Bronze1→Gold4まで。
勝率は、60%(先67%:後50%)
15戦を終え、サイドボードに変更を加えました。
Out:希望の光(1)|敬虔な命令(1)|ガラスの棺(1)
In: 一斉検挙(2)|黒き剣のギデオン(1)
主に、『緑単ストンピィ』とランプデッキを見据えての変更です。
特に《一斉検挙》には、期待大。
・・・しかしながら、大した活躍は見込めずでした。
バージョン.2
Gold4→Platinum2まで。
勝率は、62%(先67%:後55%)
プレイに慣れたこともあり、成績が若干上向いています。
ここまで合計、およそ40戦。
明確に勝てないデッキが判明したので、そこに合わせて少し変更。
Out:紋章旗(2)
In: 栄光の頌歌(2)
《波乱の悪魔》有する、サクリファイス系デッキとのマッチアップを踏まえての変更です。
特に、『ジャンドサクリファイス』相手は絶望的なまでの相性差を感じました。
この変更により、「絶望→苦手」くらいに相性が改善されています。
バージョン.3
Platinum2→Diamod2まで。
勝率は、68%(先80%:後54%)
最も脂ののっていた時期ですね。
途中10連勝を含む、好成績を維持していました。
「このままミシックまで一直線か!」
そう思っていたのも束の間、事態は急展開を迎えます。
なお、ここで土地基盤にも多少メスを入れました。
Out:アーデンベイル城(1)
In: 平地(1)
《紋章旗》を減らしたのに伴い、4t目に《アーデンベイル城》を起動するパターンが著しく減少。そこで、多少なりともマリガンリスクを減らすため”《平地》17枚:《アーデンベイル城》3枚”の土地基盤に変更しています(ここは、城が4枚のまま土地21枚への変更のほうが良かったかもしれません)。
バージョン.4
Diamond2→Diamod4まで。
勝率は、37%(先27%:後44%)
ある時を境に、成績が恐ろしいほど急下降していきました。
目に見えて、全体除去をプレイされる機会が多くなったんですよね。《空の粉砕》はもちろんのこと、《絶滅の契機》《煤の儀式》《炎の一掃》、その他スタンダードに存在するありとあらゆるリセットカードをお見舞いされるようになります。
竹ヤリのような構築をしているデッキなので、メタゲームがアグロを意識する流れとなれば、途端にほころびが生じ始めてしまいます。もともと、各デッキが『ティムール再生』とランプデッキを仮想敵としている隙間をぬったデッキですからね。
ラダーの性質(時間効率のため、アグロが多め)に加え、『緑単ストンピィ』『黒単アグロ』といったデッキが台頭している背景も踏まえ、アグロデッキへのガードが上がっていったのでしょう。
こうなってしまうと、どう足掻いても効果は薄いため、再びメタゲームの移り変わりを待つのが吉です。
ここまで、およそ100戦。ひと段落を付けました。
デッキを調整しての感想
ここまで、調整禄。
ここから、実際の使用感などを話します。
注目カード二枚の使用感
期待のあの子は、予想以上のGoodカードでした。
✅ 歴戦の神聖刃
デッキを作るきっかけとなったカード。
期待をはるかに超える活躍をみせてくれました。
《アダントの先兵》の下位互換かと思っていましたが、使ってみると評価は一変。
同等のカードパワー、もしくはそれ以上と言ってもいいかもしれません。
攻めはもちろんのこと、守りでも強いカードであるのがExcelent!
✅ バスリ・ケト
《歴戦の神聖刃》に続く、もう一枚の注目カード。
使用感は、残念ながら手放しで誉めるわけにはいかぬ結果に・・・。
能力の性質上、強く運用するためには、それ相応の場を整えてあげることが必須条件となります。
これが、思いの他ムズかしい・・・。
やはり、自身を守ることが出来ないプレインズウォーカーには、辛めの採点をせざるを得ませんね。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》は、やはり偉大でした。
しかし弱いカードではないので、環境に恵まれれば輝く可能性もあります。
デッキ全体の使用感
「期待以上に頑張ってくれたな」と、いうのが率直な感想。
制作当初は近しいデッキも皆無だったため、どれだけやれるか未知数でした。
このデッキとの関係性はありませんが、Red Bull Untapped Online予選で『白単アグロ』が優勝。『ティムール再生』蔓延り、アグロデッキへの対策が緩くなりがな隙間を攻めるのに横並び戦略が有効となっていたのでしょう。
『白ウィニー』の大舞台での活躍は、素直に嬉しい限りです。
✅ デッキの利点
このデッキを使用する利点は《バスリ・ケト》で気持ちよくなれること。
この一点に尽きます。笑
《バスリ・ケト》の能力を最大限活かせることを基準としてカードを選択しているため、これだけは安心・安全に保障できます。
-2の能力で、トークンが”ドバーッ”と出る動きは脳汁吹き出ますよ。
しかし、それ以外は前述したRed Bull Untapped Online予選:優勝リストのほうが優れていると感じています。回してても感じましたが、現在の白ウィニー戦略には《急報》が欠かせないですね。
✅ デッキの欠点
どんなにケアしてプレイをしても、全体除去に脆いことに変わりはありません。
現在スタンダードには多くのリセットスペルが数を揃えており、「対アグロ」へのガードが上がっている限りは苦難を強いられることとなります。
ここは、メタゲームに合わせて使い時と構成を考える必要がありますね。
ただ、『荒野の再生デッキ』には、それを加味しても強力なデッキです。
このデッキを使うにあたって
どうしても《バスリ・ケト》で気持ちよくなりたい方は、ご覧ください。
サイドボーディング
細かいマッチアップ別のガイドではなく、要点をお伝えします。
ポイントを抑え、あとは相手の構成によって変更しましょう。
「なぜ、そうなのか?」を考えてみてください。
✅ 複数の全体除去が見込まれるデッキ
主に、バントランプやスルタイランプなどですね。
Out:敬慕するロクソドン|(忠実なペガサス)(栄光の頌歌)
In:黒き剣のギデオン|徴税人
全体除去に対してリスクが大きすぎる《敬慕するロクソドン》をサイドアウトします。
その他、単体では何もしない《忠実なペガサス》《栄光の頌歌》がサイドアウト候補。
《紋章旗》は《アーデンベイル城》との兼ね合いも考え、《栄光の頌歌》よりも価値が高いと考えています。基本的に、こういったマッチアップはタフネスの上昇がほとんど意味を持ちません。
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》が見えた場合は、《ガラスの棺》をサイドインしましょう。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《ハイドロイド混成体》にも有効なため、ほとんど腐ることはありません。
プレインズウォーカーを絡めた多角的な攻撃がカギとなります。
✅ クリーチャーが多く入ったデッキ
サクリファイス系や、各種アグロデッキですね
Out:バスリ・ケト|(忠実なペガサス)
In:ガラスの棺|(敬虔な命令)(一斉検挙)
プレインズウォーカーを守り切るのが困難なため、ここでは《バスリ・ケト》さんに退場してもらいます。
《敬慕するロクソドン》《不敗の陣形》を絡めた、すれ違いのライフレースを制しましょう。
飛行クリーチャーを起点とした攻防がカギを握ります。
コツや注意点
基本的に、ハイリターンを求めるプレイを心掛けましょう。
また、迷った時は攻める姿勢を貫くことを推奨です。
火力呪文がなく、直接攻撃することでしかゲームに勝つことは出来ないため、コンバットの駆け引きと盤面の構築がこのデッキを回す肝となります。
時には、チャンプアタックも辞さないプレイがあることをお忘れなく。
「攻撃こそが最大の防御」です。
あとは、どのマッチでも《巨人落とし》はサイドアウトしないことを推奨します。
《夜群れの伏兵》《長老ガーガロス》など、クリティカルに刺さるカードは環境に多数存在します。相手の構成がどのように変化するかまでを考えることが、サイドボーディングの妙ですね。
最後に
というわけで、今回は《バスリ・ケト》《歴戦の神聖刃》にフューチャーした『白単アグロ』の構築記を二本立てでお送りさせていただきました。
駆け足での説明となりましたが、少しでもお楽しみいただけたなら、幸いです。
今回のデッキは、YouTubeでも紹介動画を上げていますので、是非ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。
それでは、この辺で🧐
MTG DiggingのNIMAMEがお送りしました。
よき、MtGライフをお送りください。 ばいばい
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