どもっ。NIMAMEです。
タイトルは、相方くんの丸パクリ。
たまには僕のデッキとも心中して下さい。
さて、今回は構築の話をします。
リミテめちゃ強カードは、スタンダードでの可能性も考慮したほうがいい。最近の例だと、《天頂の閃光》や《パンくずの道導》。「~をしてほしい」というデザインチームの考えを読み取ることも、構築巧者になるための第一歩なんだろうな🤔
行弘選手はじめ、構築巧者はリミテ巧者のパターン多いよね。
オリジナルデッキ作ってちやほやされたい(願望)
さあ、可能性に挑戦していきましょう。
出オチしてますが、白アグロの構築です
「核戦争があっても、ゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」by Randy Buehler
今回の主役は、君だ
まずはキーパーツの洗い出し。
お察しの通り、今回の主役は決定済み。
Seasoned Hallowblade / 歴戦の神聖刃 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
カード1枚を捨てる:歴戦の神聖刃をタップする。ターン終了時まで、これは破壊不能を得る。(ダメージや「破壊」と書かれた効果では、これは破壊されない。)
3/1
白アグロ待望の新戦力。
レビュー記事でも紹介してましたね。
✅ ドラフトで鬼神のごとき活躍
マジでやばいです。鬼のようなビート性能。
「一枚で勝てる」といっても、過言ではありません。
レアも目立ちますが、主役は刃くん。
こちら主導で理不尽な選択を迫るので、相手にすると厄介極まりない。ちょっとでも後れを取ると、”あっ”という間に完走します。体感では若干、《アダントの先兵》に劣るくらいのイメージ。
「リミテめちゃ強カードは、スタンダードでの可能性も考慮したほうがいい」理論からいくと、成功確率はかなり期待できそう。前例もあるしね。
✅ 白アグロを組めという鼓動
デザインチームさん、安心して下さい。
あなたたちのビート、ギュンギュン心に響いてます。
Basri Ket / バスリ・ケト (1)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — バスリ(Basri)
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。ターン終了時まで、それは破壊不能を得る。
[-2]:このターン、トークンでないクリーチャーが1体以上攻撃するたび、その数に等しい数の白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。
[-6]:あなたは「あなたのターンの戦闘の開始時に、白の1/1の兵士クリーチャー・トークンを1体生成し、その後あなたがコントロールしている各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。」を持つ紋章を得る。
3
もう、これは白アグロを組めのサイン確定でしょ。
これで感じとれぬほど、ぼくは野暮じゃありません。
最適な居場所探し
主役は決まったので、あとはおさまる箱選び。
ザックリと、候補を挙げてみます。
・白単アグロ → 古き良きウィニー
・白緑アグロ → +カウンター戦略
・白黒アグロ → 人間の種族ベース
・白赤アグロ → 剣orタッチカラー
・白青アグロ → タッチカウンター
候補はこの辺りでしょう。
さらに、絞りをかけていきます。
✅ 強みと弱みを確認
それぞれ良い点・悪い点があります。
簡潔に、それぞれまとめてみます。
・白単アグロ → 選択肢少ないが、土地強し
・白緑アグロ → はまると強いが、土地弱し
・白黒アグロ → シナジーあるが、土地弱し
・白赤アグロ → 赤単を選んだほうが・・・
・白青アグロ → カウンター構えられぬわい
白赤Ver.は、『赤単アグロ』や『赤黒orマルドゥ騎士』よりも優先する理由が見つかりません。《実験の狂乱》をタッチするかだけ迷うところですが、土地の弱さからそれも断念。白青Ver.はカウンターを構える動きが想像つかないため、なんとも腑に落ちず。
これで残りの候補は、3つ。
✅ マナベースは甘く考えるな
単純なカードの魅力は、当然多色が勝ります。
しかし、それだけでデッキが組めるほどマジックは甘くない。
現在スタンダードには「ショックランド/占術ランド/トライランド/部族ランド/寓話の小道」が存在し、決して多色化自体は咎められる環境ではありません。むしろ、推奨しているといっても差し支えないでしょう。
しかし、ことアグロとなるとそれは別です。
✅ 展開の遅れは、=敗北につながる
最序盤の展開を肝とするアグロデッキにとって、「マナトラブルによるもたつき=ゲームの敗北に一歩近づくこと」を意味します。つまり、現環境でアグロが選択できる多色土地は、実質ショックランドと部族ランドの二択となるわけですね。
色事故と展開遅れ、二つのリスクは重過ぎる。
こうなると、選択肢は一つ。
白単アグロでの構築スタートです。
デッキの完成形を、描いていく
ここまで前半部。
後半は、具体的な構築について話します。
まずは、僕のリストをご覧ください。
白単アグロ / White Aggro by NIMAME
Simple is Best。
次に、カード選択について説明します。
カード選択について
デッキを構築する際、僕はよく過去の成功例を参考にします。
今回は、XLN~GRN期の『白アグロ』構築パターンを模倣。
✅ 1マナ域(16~20枚)
後述しますが、このデッキは3ターン目を一番の山場と考えて構築をしています。そのため、それを最大限に活かせる1+(1+1)の動きが再現しやすいよう、20枚の1マナクリーチャーを採用しています。今回は、「回避能力」or「別の役割」を兼ねたカードを優先。
最低でも、18枚は採用するのがオススメです。
他の候補はこの辺りですが、現状変更する予定なし。
メタゲームに合ったベストカードを選択しましょう。
✅ 2マナ域(4~8枚)
今回のキーカード《歴戦の神聖刃》をフル採用。
1マナ域を18枚にする場合は、《徴税人》のフル採用を推奨します。
他の候補。サイド向けのカード多めですね。
《バスリ・ケト》との相性を考え、《急報》は今回見送りに。
✅ 3マナ以降+その他(要調整)
3ターン目を展開の山場として構築したので、この形に。
1+(1+1)or1+2から、《バスリ・ケト》《紋章旗》《敬慕するロクソドン》のいずれかに繋げるのがベストム―ブです。
《栄光の頌歌》ではなく《紋章旗》を優先しているのは、3ターン目に+1アクションや、4ターン目《アーデンベイル城》の起動を視野に入れているためです。これによって、土地20枚(うち、アーデンベイル城4枚)の構築が肯定されています。
《バスリ・ケト》は出来れば-2から起動し、《敬慕するロクソドン》は3体以上でのキャストが望ましい展開。今回は単色アグロのテンポ感を重視したため、メインの除去は0枚。代わりに、理不尽な押し付け+全体除去予防にもなる《不敗の陣形》を2枚採用しています。嵌まるとメチャつよカードですが、1枚引ければ十分なのでこれがベストバランス。
続いて、サイドボード。
サイドボード選択
仮組みで、こんな感じに。
構築段階なので、わかりやすいカードを分かりやすく採用。
ここからメタゲームに合わせ、徐々に調整していきます。
今回は『ティムール再生』『赤黒xサクリファイス』『バントランプ(コントロール)』『緑&黒アグロ』あたりを睨んで、サイドボードを構築しています。
サイドボードは環境に合わせて構築するものです。
そのため、明確な答えはなし。日々、調整です。
コツは「15枚を構築するのではなく、75枚として考えて設計すること」ですが、僕もまだまだ未熟な身なので、大きなことは言えません。いつかサイドボード構築についても記事を上げれるよう、精進を重ねます。
マジックの肝は、やっぱりサイドボードだもの。
実践編へと続く
さて、今回は「構築編」のため、ここでお別れです。
次回、「実践編」を乞うご期待ください。
『白アグロ』は個人的にも大好きなデッキなので、早く回して成長の過程をたどっていくのが楽しみで仕方ありません。できることならば、充実した調整禄と結果を報告できるよう、全力で楽しみ尽くします。
頼むぞ、《バスリ・ケト》《歴戦の神聖刃》!
P.s.良い構築案がある方は、是非こっそりと教えてくださいね。
それでは、また🧐
よきMtGライフをお送りください。 ばいばい
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