【翻訳記事】7 Ways the Standard Metagame Could Change After Oko-オーコ亡き後のスタンダード、7つの考察-

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Standard

BY MARTIN JUZA / NOVEMBER 26, 2019 原文はこちら

Bone Crusher Giant art from Throne of Eldraine

月曜日の朝、環境を大きく変える発表がありました。

  • 《王冠泥棒、オーコ》禁止
  • 《むかしむかし》禁止
  • 《夏の帳》禁止
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What does this mean for the Standard metagame?

-これがスタンダードにどのような影響を与えるか?-

1. The format will slow down

-ゲームは遅くなっていく-

Gilded Goose

《王冠泥棒、オーコ》からの恒久的な「食物」供給がなければ、《金のガチョウ》のマナ生成能力を何度も使い回すことは出来ません。Food Sacrificeデッキには継続して採用され、ランプデッキの3ターン目《世界を揺るがす者、ニッサ》という動きを可能にはしますが、現状《極楽鳥》よりも《睡蓮の花びら》に近い役割となっています。

安定した1マナの加速要素が失われると、環境の速度はゆっくりとしたものへと変わります。以前までは、2ターン目《王冠泥棒、オーコ》という最強の動きに対する回答が必要とされていましたが、これからはその心配をする必要はありません。盤面を構築し、自身のゲームプランを組み上げるための時間を手にすることが出来るのです。

2. Fires of Invention gets better

-創案の火の立ち位置が良くなる-

Fires of Invention

Jeskai Firesは禁止改訂前から優秀なデッキであり、それはMC RichmondでGreg Kowalskiが10位に入賞したことで明確なものとなりました。「騎士達」が3/3のELKに変わることはなくなったので、このデッキが有する戦略は前以上に強固なものとなっています。Jeskai FiresはTwitch Rivalsで二日目に進出したデッキの中で最も多くの人気を集め、今後数週間、その勢力を更に伸ばすであろうことを私は確信しています。Zviのリストは、定番となっていた《抽象からの抽出》の枠を《予見のスフィンクス》4枚に入れ替えている点が目を引きました。

Jeskai Fires

Zvi Mowshowitz

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私がFiresに手を加えるべきだと考えている改善点の一つが、メインボードに《沼》を1枚追加することです。もし《帰還した王、ケンリス》と《寓話の小道》を採用しているならば、絶対にそうするべきだ!

このデッキは通常、27枚の土地を採用しています。そのうちの一つを別の土地に変えることは大した問題ではなく、むしろ《沼》を採用することで《帰還した王、ケンリス》が「騎士達」を墓地から釣り上げるオプションを手にすることは、長期戦において非常に大きな価値を持ちます(しかも、これは呪文のプレイにもカウントされません!!)。

もし《願いのフェイ》を採用している場合は、サイドボードに《天井の赦免》を準備しておくこともお勧めします。

3. Midrange decks get better

-ミッドレンジデッキの改善-

Mike Sigristは、G/B Adventuresを使ってTwitch Rivalsの優勝を勝ち取りました。また、彼以外にもTop4には市川ユウキの使うG/B Adventuresの姿が見られました。

G/B Adventures

Mike Sigrist

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禁止改訂前までは、あらゆる種類のミッドレンジ戦略を《王冠泥棒、オーコ》が支配していました。彼がいなくなったことで全てが公平になり、《探索する獣》と《エッジウォールの亭主》がELKに変身したり、《意地悪な狼》の餌食になることはなくなります。

私が非常に興奮しているカードの一つが、《アーク弓のレインジャー、ビビアン》です。Cat Foodデッキに対する打開策となり、更に《探索する獣》との素晴らしいシナジーを魅せてくれます。

Siggy(Mike Sigrist)のデッキはアプローチが素敵です。彼は《虐殺少女》を使って順応性を上げようとするのではなく、純粋にパワーの高いカードを多く採用しています。私は、今後数日間に渡ってG/B デッキの多くが《戦争の犠牲》をプレイすることを予期しています。

このデッキが以前よりも良い立ち位置へと変わったもう一つの理由は、《残忍な騎士》に対するハードカウンターであった《夏の帳》が禁止になったことです。

4. Control decks will make a comeback

-コントロールの復権-

Mythic Championship Richmondからの帰り路、空港でGuillaume Wafo-Tapa(コントロールフリークとして有名なプレーヤー)に出会いました。当然、彼がトーナメントでU / W Controlをプレイしたかどうか聞かないわけにはいきません。

 私「Mythic ChampionshipでU / W Controlを使ったのかい?」

 彼「使ったよ。《害悪な掌握》のために黒をタッチしてね。」

 私「結果はどうだったんだい?」

 彼「(悲しげな表情を見せながら)・・・ 《夏の帳》は愚かなカードだ。」

私は、カウンター呪文と《思考消去》のようなカードが完全に復活してくれることを期待しています。ミッドレンジデッキは、《夏の帳》を構えた2ターン目《王冠泥棒、オーコ》に対する有効策を持ちません。

U/W Controlは《王冠泥棒、オーコ》が禁止になる前から結果を残していたデッキですし、それと同じことがSimic FlashとIzzet Flashにも当てはまります。そのどちらも現在のところ有効な選択肢であると言えるでしょう。

Simic Flash

Christian Calcano

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Izzet Flash

Percsalert

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5. Will Cat-Oven Food Sacrifice decks dominate now?

-キャットオーブンデッキは支配的な力を持つ?-

《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》は、禁止改訂後のスタンダードを定義するカードになりつつあります。このデッキは、CrokeyzをMTGAのMythicランキング1位に導いたことで人気を博しました。個人的には、赤をタッチすることでデッキに非常にマッチした《波乱の悪魔》を追加する形を好みます。Twitch Rivals2位のリストは、Jund型の素晴らしい叩き台となりますね。

Jund Cat Food

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6. What about Embercleave?

-エンバレスの宝剣はどうでしょうか?-

Embercleave

《エンバレスの宝剣》は素晴らしいカードで、特に地上の攻撃を止めることに特化しているCat Sacrificeデッキに対して優れています。

《エンバレスの宝剣》には、赤/黒と赤/緑の2つのバージョンがあります。問題は、2色デッキが依然としてマナベースの不安定さに苦しんでいることであり、これに関しては《むかしむかし》が禁止されたことで更に状態を悪化させています。MC Richmondでは、非常に興味を惹くR/G Adventuresデッキが姿を見せており、これをプレイしたSeth Manfield、Martin Muller、そしてJavier Dominguezは66%という高い勝率を残しました。

Gruul Adventures

Seth Manfield

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しかし、このデッキは禁止改訂によって立場を悪くしたと言えるでしょう。

《むかしむかし》を失ったことにより、課題とするマナベースの問題が最勃発。更に、《エッジウォールの亭主》からスタートする確率も大幅に低下してしまいました。《クロールの銛撃ち》も、ターゲットとする《金のガチョウ》が姿を減らすようであれば魅力的なカードではありません。

それでは、赤/黒の構築が答えとなるのでしょうか?

R/B Knightsを試してみましたが、このデッキには非常に多くの不満を感じました。《闘技場》を採用することで《熱烈な勇者》や《黒槍の模範》といったカードを安定してプレイ出来るようになりますが、彼らのカードパワーは決して高くありません。本来は《戦慄衆の解体者》や《騒乱の落とし子》といった優秀なカードを採用したいのですが、それにはマナベースの壁が立ちふさがります。赤マナソースもギリギリであり、《エンバレスの宝剣》を確実にプレイするには不十分な実状。厳しい選択です。

Rakdos Knights

Willy Edel

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7. The Great Henge

-グレートヘンジ-

The Great Henge

これは《王冠泥棒、オーコ》の影に隠れていたカードで、禁止改訂によって最も恩恵を受けた一枚であると感じます。以前までは3/3のELKに変わるリスクが大きかったため、なかなか採用には勇気がいるカードでしたが、これからはその可能性を最大限に活用することが可能です。

Stan CifkaとOndrej Straskyが、《グレートヘンジ》を中心とした非常に興味深い構築を見せてくれています。

Interesting deck revolving around the Great Henge

Stan Cifka and Ondrej Strasky

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個人的に、禁止改訂による最大の勝者は《時を解す者、テフェリー》とCat-Ovenデッキであると予期しています。しかし私は現在、様々な種類の《グレートヘンジ》デッキを構築することや、アグロデッキが復権出来るかもしれないということに興奮しています。《意地悪な狼》が予想通りに、その数を減らしてくれると有難いんだけどね。

あなたは、新しいメタゲームで何が最高のデッキだと思いますか?

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(Translated by NIMAME)

*MTG Diggingでは、随時ご要望をお待ちしております。 こんな題材が欲しい、この記事を翻訳して読みやすくして欲しいといった希望がありましたらお気軽にご相談下さい。      

コメント

  1. kk より:

    いつも楽しく読ませていただいております。

    外国の戦略記事はいつも興味があるのに、英文ニュアンスを取りきれず、
    消化不良の気持ちでした。
    このサイト様で和訳した記事を読めることは本当に嬉しいです。

    翻訳記事以外でも、このデッキと心中しないか、やweekly deck focusや、メンタル系記事など、上がる記事をいつも楽しみにしています。

    更新作業は大変なことも多々あると思いますが、
    今後も頑張ってください!
    更新を心待ちにしています。

    • digging より:

      コメントありがとうございます。
      お言葉を励みに、今後もより一層精進していきたいと思います!
      これからも応援よろしくお願い致します!!

  2. パントテン酸 より:

    翻訳記事ありがとうございます。
    これを受けて次のチャンピオンシップを見るのがより楽しみになりました。
    自分のデッキ構築にも役立っています!!

    • digging より:

      コメントありがとうございます。
      お言葉を励みに、今後も張り切っていきたいと思います。
      今週末のMCⅦも楽しみましょー!!

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