【翻訳記事】Fail fast, fail cheap, and fail smart!:5つのサインで早期の賢い撤退を

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翻訳 NIMAME
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Written By Simon Nielsen

(原文はこちら)

Fail Fast Five Signs To Identify Your Deck Is Fail(mtgmintcard) | MTGMintCard
Fail Fast Five Signs To Identify Your Deck Is Fail(mtgmintcard) | MTGMintCard
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あなたが常にTier1のデッキを選択するプレーヤーであるならば、この記事を読む必要はないでしょう。

世に出ている優秀なリストを選択し、その仕組みをよく理解することが大切です。是非、このウェブサイトに在る他の有効な記事を参考にしてみて下さい!

しかし、あなたが珍しいデッキを探すことや、オリジナルのデッキを作るのことが好きなプレーヤーであるならば、この記事はとても有意義な物になるでしょう。

私は、このアプローチ(Tier外のデッキ選択)が間違った考えであるとは思っていません。

新しい発見を模索している時間は凄く楽しいですし、もしも未だ知られていない強力なデッキに出会うことが出来たならば、他のプレーヤーを出し抜く大きな強みとなるでしょう。 

しかし、このアプローチは同時に大きな問題も抱えています。

MTGの競技シーンにおいて必要なのは”新たな発見をすること”ではなく、勝てるデッキを選択することです。

Tier外のデッキを模索することに多くの時間を割くことによって、それが没となってしまった場合、本来必要であったものに割ける時間が限られてしまうのです。

【楽しい時間=勝ちに繋がる】というわけではないので、もしあなたがトーナメントシーンでの栄光を望んでいるとするのならば、多くの時間が不毛なものとなってしまうような状況は望ましいことではないでしょう。

最近、このような状況に対する貴重な言葉を友人から教えてもらいました。

「失敗するつもりなら、すぐに失敗する」 – キースリチャーズ

大抵の場合、失敗に気付いたときには多くの時間を無駄にしてしまっています。

しかし、もし早い段階で間違いに気付くことが出来るのであれば、その無駄な時間を最小限に抑えることが出来るのです。

この方向性で起きる最悪のパターンは、テストの初期段階でラッキーが重なりデッキが抱える本質的な問題に気付かないことです。偶然が引き起こした成功体験に引きづられることで、いたずらに多くの時間を無駄にしてしまいます。

トーナメントに出場した時に予想外の欠陥に気付くことになるでしょうが、それではあまりにも遅過ぎるのです。

これから述べるのは、間違った方向性に進んでいることに気付くことが出来る5つのサインです。

これらのサインはあなたの計画が思うように進まない可能性が高いことを示し、他の選択肢を選ぶほうが得策であることを示してくれます。

 サイン#1:物事が計画通りに進んだときだけ勝つ

ほとんどのデッキには、強力で機能性のあるメインプランが存在します。

そのゲームプランは単純に「リソースの奪い合いをし、最終的に対戦相手を圧倒するクリーチャーやプレインズウォーカーをプレイする」ということで問題なく、機能性と言いましたが何も全員がコンボデッキをプレイする必要はありません。

しかし、良いデッキというのは総じて多角的な攻撃手段を持っているものです。

1枚でも勝利することが出来る強力なカードが採用されていることも多く、計画通りのゲーム展開とならない場合でも度々勝利をもたらしてくれます。

スタンダードの赤単アグロなどは良い例となります。

このデッキのメインプランは「5ターン目に火力でバックアップされたクリーチャー達が相手のライフを空っぽにすること」ですが、その計画通り進まない場合でも、実験の狂乱のカードパワーだけで対戦相手を圧倒することが出来ます。

モダンの緑トロンもそうですね。3ターン目にトロンランドを揃えることが出来なかった時や対策カードをプレイされてしまった場合でも、忘却石で対策カードもろとも盤面を更地にして脅威を叩きつけることが出来ます。

シミックネクサスのようなコンボデッキは、メインボードでは基本的に単一の方法で勝利を目指しますが、ドローの質や直面している状況によってゴールまでの道のりは変化対応することが出来ます。シミックネクサスは多角的なデッキではないですが、早いタイミングで荒野の再生を設置することが出来ない場合でもゲームに勝つことが出来るのです。

調整段階でゲームに勝つことは出来ているが、それがメインプラン通りのゲーム運びが出来た時に限定されている場合、そのデッキが非常に一貫とした物となっているか、対戦相手が偶然解答を持っていなかったか、ただドローが強かっただけの可能性があります。

予期せぬ幸運が続いてしまうと、メインプラン通り進まなかったときにデッキがどのように機能してくれるか経験することが出来ないので、デッキの本質を理解することが難しくなってしまいます。その場合は、様々な状況を経験するために十分な試験が必要でしょう。そして、もしも

(カードを正しい順番で引けないと勝てない・構築の中心となっていカードを早いうちにプレイできないと勝てない・対戦相手が2〜3個の対抗策を持っていると勝てない。)

といった傾向が見られるようならば、たとえ勝率が非常に良かったとしてもそのデッキは諦めた方が良いでしょう。

サイン#2:デッキの”半分だけ”が良い

多くのデッキ、特にスタンダードのデッキにおいては単体で弱いカードが採用されていることはほとんどありません。

しかし、強力なシナジーをコンセプトにしたデッキの場合は例外となります。

シナジーを重視しているデッキの多くは、その中心となっているカードと、それをサポートするカードの二種類で構成されています。それらは単体ではそれほど強力ではないものが多く、ドローが偏ってしまうと目も当てられないような状況となってしまいがちです。

しかし、これらのシナジーデッキでは、稀に強力でないと思われていたカードの力で予期せぬ勝利を手にすることがあります。もしもそのようなことが度々発生した場合、それはそのデッキや、そのカードが優れているというサインとして考えることが出来るでしょう。だからこそ、デッキと、そこに採用されている個々のカードに対して厳しく評価を下す必要があるのです。

私は、評価の低いカードをプレイすることがとてもとても、とっても!大好きなプレーヤーです(今でも変わらず短角獣の歩哨を愛しています!)

http:///https://mage.market/blog/snubhorn-sentry/

が、そういったカードをデッキに採用し過ぎると大きな負荷となってしまいます。

単体では効果を発揮しないカードでデッキの大部分を構成してしまうと、当然それに比例してドローの質は下がってしまいますので、そのような事態に陥らないよう注意が必要です。

自分の感情優先で間違った構築をしてしまうことから卒業しましょう!

サイン#3:頻繁にマリガンが発生する

私はよく、想像しうる限りでは素晴らしいデッキを組み上げます。

しかし、実際に試してみると初手の7枚をめくった段階で多くの問題を抱えていることに気付くことになります。度重なるマリガントラブルと、それによって起きるリソース不足によってゲームの勝利を逃してしまうことが頻繁に発生するのです。

それはデッキがあまりにも高いマナカーブで構成されていたり、必要不十分なマナベース構成である時、または土地や呪文の枚数のバランスが非常に悪いデッキといった場合に発生しやすい問題です。

例えばモダンの親和のようなデッキは、土地と呪文のバランスが丁度良い枚数であったとしても、必要なシナジーが要素が欠如しているならばキープすることが出来ないといった具合にです。

これらは特に、マリガンが頻繁に発生しやすく、そしてそれによって失ったリソースが勝敗に響きやすいデッキにとっては悪い兆候であるといえます。

モダンのトロンやドレッジのようなデッキは頻繁にマリガンを選択しますが、彼らは驚くべきリソース補充手段を持っていますので、たとえ初手が5枚になろうが実際の勝敗に影響を与えることは多くありません。

デッキを作製する際は、マリガンが起きやすいデッキなのか?マリガンに耐えうるデッキなのか?をよく検討する必要があるでしょう。

サイン#4:不運(ランダム要素)に対しての耐性

ゲームの状況によって様々な運の要素と向き合う可能性があるので、4つ目のサインはやや広いカテゴリーとなります。

運の要素から完全に逃れることは出来ませんが、不運に見舞われたときこそデッキが持つ本当の実力が露呈しやすい状況であるといえるでしょう。

敗戦の原因を運のせいにするのは簡単かもしれませんが、ここで考えなければいけない大切なことがあります。良いデッキというのは、マナフラッドしてしまった時も、マナスクリューを起こしてしまった時であっても、ゲームの勝利を手にすることが少なくありません。ダブルマリガンで初手が5枚になってしまったとしても、簡単に負けないものです。

決してデッキ選択の判断に妥協してはいけません。

あなたの選択したデッキが、これらの状況で勝ったことがない。もしくは、ほとんど勝ったことが無い場合、そのデッキは不運を克服するだけの力を持っていないのかもしれないのです。

運の要素には、トーナメントの組み合わせも含まれます。

あなたは、そのフォーマットにおける上位3つのデッキを簡単に打ち倒すことが出来る切れ味鋭い侍ソードを発見することが出来たかもしれませんが、メタゲーム上に存在する他のデッキが岩や斧を用いて戦っていたとすれば、刀を使ってそれらのデッキから勝利を掴むことは難しいでしょう。

あなたがトーナメントを勝ち抜きたいのであれば、あらゆる種類のデッキと戦えることが出来る優秀な武器を求めなければいけません。

サイン#5:サイドボードが上手く機能しない

サイドボードがトーナメントの成功を手にするためにどれほど重要な要素であるかは、皆さんもよくご存知でしょう。メタゲームの変化に応じてサイドボードに変化を与えることは、トーナメントの結果に大きな影響を与えます。

あなたが準備する必要があるのは、各マッチアップでサイドアウトする枚数と同様の有効なサイドボードです。

シナジー要素が強いデッキやコンボデッキが抱える最大の問題は、何をサイドアウトするべきか考えることかもしれません。しかし、これは必ずしも悪いことであると考える必要は無く、もしかしたらデッキの一貫性が素晴らしいものであるという証明であるかもしれません。

しかし、デッキに特定の相手によっては効果的であるカードや、限定的な状況でしか有効でないカードが多数採用されているならば、不必要なそれらのカードを残すことがないよう、全てのマッチアップに対して必要十分な枚数のサイドボードカードを準備出来ているのかどうか確かめる必要があります。

例えば、スタンダードではエスパーコントロールに対して除去スペルのほとんどをサイドアウトする必要があるでしょう。これはつまり、コントロールデッキに対してそれだけの枚数のサイドボードを準備しておく必要があることを意味しています。また、それと同時に赤単アグロと戦うための必要十分なカードも必要です。更にイゼットフェニックス相手に3枚のサイドボードの枠を準備したいと考えるかもしれませんが、果たしてそのスペースを準備する枠は残っているでしょうか?

同様の問題が、ロンドンで開催されたMythic Championship IIで私が選択した白単エルドラージデッキでも発生しました。

Humansに対し、レオニンの裁き人・スレイベンの守護者、サリア・虚空の杯をサイドアウトしたいのですが、そうするのに必要な10〜12枚のカードをサイドボードの枠に準備することが出来なかったのです。トロンとドレッジに対する対策も必要ですし、他にも当たる可能性のある多くのデッキにも対応する必要があります。イゼットフェニックスへの対策も必要不可欠でした。

メタ上位のデッキに対して不必要なカードをサイドボーディング後に残さなければいけない場合、そのデッキ選択は正しくない可能性があります。良いデッキというのは、サイドボードのカードが素晴らしい機能を発揮してくれるものです。

もしあなたのデッキがそれが出来ていないならば、より良いサイドボードを考えるか、より良いデッキ選択をする必要があるでしょう。

要約

上記であげたサインが1つ現れたからといって、デッキを直ぐに諦めてしまうのは少し早計でしょう。諦めてしまうことは簡単ですが、他の実績あるデッキリストを選択したからといって勝率が劇的に変わるということはそうそう起きることではありません。

しかし、もしも2~3個ものサインが現れた場合には、あなたは冷静さを欠いて誤った選択をしている可能性が高いことに気を付けましょう。 

このデッキ選択の考え方と、危険信号への感度を高めることは、自分自身が厳しい批評家となる為の訓練として素晴らしい成果を発揮するでしょう。

私は、他の誰かに対してではなく、「他ならぬ私自身」のためにこの記事を書いたということを認めなければなりません。

Mythic Championship IIに出場する前に、この記事に記した内容を学ぶこと出来ていれば….と考えてしまいますが、これからの成長とキャリアの充実のためにも、自身に厳しく挑戦と反省を続けていきます。

高い勝率を誇ったデッキを手放すことは非常に難しい選択ではありますが、決して弱い心に引きずられてはいけません。

最後に、自戒の念も込めてこの記事に合った諺を挙げて終わりにしたいと思います。

“Kill your darlings!”

この記事は、mage.marketとのメディアコラボレーションでSimon Nielsenによって執筆されました

Translated by NIMAME)

まさに耳に痛いお言葉がたくさん記されていますね…。

新しいデッキを組み上げることや、お気に入りのカードを使うことはマジックの大きな楽しみの一つですが、決してバイアスをかけた考え方になり過ぎないよう注意して取り組みたいものです。

COMMENT

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