どうも。Mtg digging編集部のUs_Apartです。
今週末はどうやらアリーナオープンがあるようですね。俺はつい昨日まで今回の開催を全然知らず、月末のラダーを逃げ切って安心していたところに大会の情報が飛び込んできました(にしても、大会のスケジュールとか分かりにくすぎん?俺が調べてないからだろうけど。。。)。
しかも今回はスタンダードでの開催ということで、久々にやる気が出てきますね。とはいっても俺が情報弱者すぎて準備期間は全然確保できてないんですが 笑
ということで、今回は俺がアリーナオープンで使用する可能性のあるデッキを一つご紹介します。
マグダグルールです。
このデッキを選択する利点
現在のメタゲームはナヤウィノータが一大勢力として存在しており、それにある程度戦えるデッキが多いです。なので、大振りの全体除去でドカッとアドを取るデッキがウィノータのコンボ戦略に対して有効ではなく、序盤に全力展開をしかけるタイプのアグロが許容されています。
普段なら、除去体制がない小型クリーチャーを全力展開してしまうと全体除去をくらった時に目も当てられない展開になる所ですが、現状のメタではそれが許されており、その戦略(全体除去をくらわない想定の全力アグロ)を取るのならマグダ入りのグルールがベストな展開だと思います。
要するに、ウィノータを睨んだデッキに強い構成ですね。ちなみにこのデッキの対ウィノータ戦績は3-1で一応勝ち越してるのですが、正直「ほぼ五分で、先手を取れた方が有利」といった感じに見てます。
ただ、ほぼ五分といってもこのデッキの構成は割とウィノータを対策した構成で、かつウィノータ側はそれほどまでにはグルールを対策していません。つまり、あくまでこちらは対策バッチリ、ウィノータ側はほどほどにしか対策してない、という前提でほぼ五分という認識です。
お互いにバッチリ対策したら、ウィノータに分がありますし、純粋なデッキの強さならウィノータの方が強いと思います。とはいえ、ウィノータにも戦え、その上に対ウィノータデッキに対してしっかり強いので、かなり良い選択肢だと見てます。
そして、現在ウィノータとグルール見れる絶賛台頭中のディミーアローグにも戦えるようにメタッた構成にしてます。ローグに対してもほぼ五分でメタったカードをしっかり取ればほんの少し有利という認識ですので、その辺りに着目してそれぞれのカードを採用してます。
カード選択について
《厚顔の無法者、マグダ》
《ヤスペラの歩哨》と合わせて序盤の要です。1t目《ヤスペラの歩哨》→2t目《厚顔の無法者、マグダ》と繋がるとそれぞれの能力で2t目に合計4マナが出ます。2t目に限らず、他のカードのとのシナジーがあるので、比較的どのターンでも爆発的にマナを増加させてくれます。
シナジるカードたち。
《ヤスペラの歩哨》・・・上述の通り。先手1t目、2t目と繋がると宇宙。
《リムロックの騎士》・・・同じドワーフなので、攻撃の度に宝物トークンを出してくれる。
《黄金架のドラゴン》・・・出てくる宝物トークンの発生マナが2倍に。後半に余剰マナから打つ《髑髏砕きの一撃》が非常に強力に。
《バグベアの居住地》《ハイドラの巣》・・・後半のマナの使い先として非常に強力。
とにかく、マナが爆発的に出るということがシンプルに強いです。
《リムロックの騎士》
《厚顔の無法者、マグダ》《エッジウォールの亭主》との相性が良く採用です。《エッジウォールの亭主》の当たりが2マナ域に増えるのは序盤の明確な強化ですし、このデッキはウィノータデッキに速度でしっかり勝負するように速度にしっかり振っているので、後半戦に強い《レンジャー・クラス》は枚数を減らし《リムロックの騎士》の枚数を優先してます。
純粋な攻撃力も《厚顔の無法者、マグダ》がいればパワーも上がるため、ウィノータを敵視するなら《リムロックの騎士》フル投入で良いでしょう。パワー1と相打ちするのが弱く見えますが、ウィノータデッキの非人間の1/1との序盤の相打ちはメイン戦においてはコンボルートを弱体化できるので結構悪くない展開です。
また、絶賛台頭中のディミーアローグは《遺跡ガニ》と《空飛ぶ思考盗み》の2種類のタフネス3チームが非常に厄介なので、パワー2と3では意味あいが全然違います。ウィノータ、ローグのどちらもみたいなら《リムロックの騎士》>>>《レンジャー・クラス》となります。
《エシカの戦車》
前述の通り、序盤の全力展開で押し切る構造を取っているデッキなのですが、このカードは対処がしづらく全体除去にも耐性があるカードの一つです。このカードと《バグベアの居住地》《ハイドラの巣》のおかげで本来、序盤の全力展開をメインプランとするこのデッキは全体除去で詰みそうなものの、案外詰まない 笑
マジでこのカード厄介ですね。攻めの軸をずらせる上、そうでなくとも普通に強いカード。
《髑髏砕きの一撃》
土地として使える火力というだけで強いのに、このデッキはしっかりマナが加速することが多いので他のデッキよりしっかり強いです。それと現状このデッキが採用できる火力は《バーニング・ハンズ》《レッドキャップの乱闘》《砕骨の巨人》に偏りがちなので、撃ち漏らしをこれで多少ケアできるのはありがたいです。
特にディミーアローグのタフネス3連中には上記の火力では対処できず、かなり手こずるので後半サラッと除去できたりするラッキーです。
また、ウィノータデッキはサイズの小さい非人間を並べてくるので、それに対して2対1交換できるのは強力ですね。ということで、《髑髏砕きの一撃》がスペルとして強力なため、土地が少し多めに採用すると良いと思います。軽いデッキですが、俺は《髑髏砕きの一撃》込みで26枚の土地を採用してます。それ以上減らすのはあまりお勧めしません。
《バグベアの居住地》《ハイドラの巣》
《レッドキャップの乱闘》
対ウィノータ兵器です(もちろん他の赤系のクリーチャーデッキ全般に強いカードではありますが)。《集団のまとめ役、ウィノータ》に対してはコンボ誘発が相手のターンのため、ソーサリータイミングの除去では対処ができず、《集団のまとめ役、ウィノータ》これ以外の選択肢はほぼない。
また1マナと軽く、相手のターンに構えるのが比較的容易なことも優れているポイントです。例えば3マナの除去を構えるとなると、こちらの展開は著しく遅れてしまうので。
4枚採用しているのは《無私の救助犬》や《精鋭呪文縛り》で1枚くらいは無効化されることが想定されるので、案外腐らず撃てることが理由です。これだけしっかり対策を取っていて、俺の体感としてはようやく五分なので、それほどにウィノータデッキは強いってことです。
《アゴナスの雄牛》
対ディミーアローグ兵器です。除去を入れたり、他の墓地対策を取ることもありですが、基本的にこのカードが対策カード最強だと思っているので、中途半端に散らすよりはこのカードを多く採用する方が良いと思っています。デッキ構造上、重たいカードとサイドチェンジをすればグルングルン手札を回すことができるので、複数枚採用しても腐りにくいことも嬉しいポイントです。
で、ウィノータ同様にやっぱりこれだけ採用してようやくディミーアローグとは五分って感じです(笑)本当にウィノータ、ディミーアローグ、グルールは拮抗したスペックを持ってます。全部良いデッキ。だからこそ、しっかり対策カードを採用しましょう。
ちょっとしたコツ・注意点
基本的にはオールインハンドをキープ
見た通り、初動でしっかりダメージを与えた後に、対処法が他のクロックと違う《エシカの戦車》や《バグベアの居住地》《ハイドラの巣》などのミシュラン、速攻・飛行持ちの《黄金架のドラゴン》辺りで蓋をする構成です。
なので最序盤でしっかり展開できるようなハンドを頑張ってキープしましょう。
最後に
正直、ナヤウィノータ、ディミーアローグ、グルールの3デッキはどれも強く、そして良い勝負だと思います。この3デッキならどれを選んでも悪くない選択肢でしょう。
俺がその中から今回グルールを取り上げたのは、強さについては重視したわけではなく、俺がこの中のデッキだとグルールが得意だからってだけです。というかこの中なら一番簡単なデッキだと思います。個人的にはウィノータは難しく、苦手なため、使えないので、ディミーアローグか、このグルールでアリーナオープン2日目を臨もうと思います(1日目はBO1で行こうかと)。
皆さんも出るなら、このデッキの3択をオススメします。お互いに頑張りましょう。
それでは、ありがとうございました。またね。
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