どうも。Mtg digging編集部のUs_Apartです。
えー、今週は Sekappy COLOSSEUM 2次予選が行われるようで、、、というか俺がこの記事を書いている今現在、Sekappy COLOSSEUM 2次予選参加中です。1次予選を抜けた300人強の参加者でスイスドロー9回戦が行われるようで、俺も頑張ってベストを尽くそうと思います。ということで今回はこの大会のためについさっきまで調整してたデッキをご紹介します。
ディミーアローグです。
そこまで特殊なリストではなく、一般的なリストに少し手を加えただけですが、いくつか拘ったポイントがあるので解説していきます。
このデッキを選択する利点
《湖での水難》が環境のソリューションなのではないか?
この環境は簡単に分けると赤緑系のアグロとランプもしくは《予言された壊滅》(《空を放浪するもの、ヨーリオン》)系のデッキが多いです。なので、この二つのデッキを想定して色々なデッキを触り始めました。
【早期ターンで攻めるデッキ】(赤緑系アグロ)
・グルールアドベンチャー
・赤単アグロ
・緑単フード
【重たいデッキ】
・エスパースタックス(《空を放浪するもの、ヨーリオン》)
・ティムールランプ
・それらのデッキの亜種(青白スタックス、マルドゥスタックス)
これらの両タイプのデッキに戦えるデッキを模索中に課題としてあがったことは、
「除去(対処札)をどの種類をどれだけ採用するか?」という点です。
アグロ系デッキの場合、攻め手を継続し、早いターンでのフィニッシュを狙うため、除去はそこまで重要ではありませんし、そもそも選択肢もそこまで多くありません。ですが、それ以外のデッキではカラーリング次第ではあるものの、基本的には様々な除去呪文があり、アグロデッキ同様、自らが余程早く攻めない限りは除去呪文で時間を稼ぐ必要があります。
では、環境で活躍する【重たいデッキ】たちはどのような除去を使っているのか?
まず気になったのはその除去たちの「大振りさ」です。【重たいデッキ】と称したエスパースタックス、及びティムールランプはそれぞれ三色デッキであるという特性が邪魔をしており、始めの1〜2tは思った通りの色マナが捻出できない、もしくはタップインランドの処理中という現象が多く、1〜2マナの除去を採用していても、それらは他の2色以下で構成されたデッキに比べ、信頼が薄いです。
つまり、3〜4t目以降、巻き返す動きをしなければいけません。そこで用いられるのが
《予言された壊滅》
《空の粉砕》
《絶滅の契機》
《エルズペスの悪夢》
《精霊龍、ウギン》
あたりのカードたちです。
ですが、これらのカードは個人的にはあまり評価が高くありません。《エルズペスの悪夢》はパワー2以下のクリーチャーがいた上で、ハンドに非クリーチャーのスペルがあれば劇的に強いですが、案外ケアされることがあり、そのどちらかがかけるとこのカードは途端に弱くなりますし、《絶滅の契機》も強いカードではありますが、やはり場面を選ぶカードだなと思っています。
しかもこれらの除去は似たアーキタイプ同士で対戦した場合に大した効力を発揮しないものも多いです。アグロデッキにも場面を選ぶ上に、同型には弱いカードというのは積極的に使いたくなりませんでした。
そこで白羽の矢が立ったのが《湖での水難》です。
「条件さえそろえば除去として万能な上、打ち消しとしても機能するのは強い。」と思い、それを使うためにどのような構成にすべきか考えました。結論としては《空を放浪するもの、ヨーリオン》の影響でライブラリーの枚数が多いデッキがいるので、ライブラリーを削り切るのは無理があり、ライブラリー削り切る戦略は狙う必要がないな、と判断。
すると過剰に切削するものの、他に役割のない《遺跡ガニ》は解雇。そうすると《夢の巣のルールス》より、重たいデッキに突き刺さる《トリックスター、ザレス・サン》を採用した方が良いとなり、すると切削は《湖での水難》が使える程度にできれば良い、よりクロックパーミッションに寄った構成になりました。
カード選択について
《無礼の罰》
このデッキはならずもののカウントが少ないことと、《遺跡ガニ》を不採用にしているため、なるべく他の要素で切削する、もしくは切削せずとも戦えるようにしたいのですが、このカードはどちらの要素もかね揃えており、非常に便利です。
ただ、確定カウンターとはいえ、重たいことには変わりないので周りの他のカードがしっかり軽いことで真価が発揮されるカードなので運用には要注意。
《物語への没入》
脳汁カードで、アホほどドローできます。トリガーが引けた際のカードパワーは環境随一です。他のならずものの能力のトリガーと異なり、墓地も枚数が8枚でなく7枚なので気をつけましょう。説明不明のパワーカードです。
《取り除き》
《血の長の渇き》《無情な行動》とセットでの採用です。《血の長の渇き》は基本的になんでも除去できるものの、一々ソーサリー4マナでキャストしていると、どうしてもテンポロスしてしまうので、できるだけ3マナ以上のクリーチャーは他のカードに任せたいところです。
それが《取り除き》と《無情な行動》を採用する理由であり、特に《取り除き》は《漁る軟泥》、ビビアンのトークン、《這い回るやせ地》などは《無情な行動》では除去できず、除去する機会が多いです。
最後に
ついさっきこれを書いている最中、Sekappy COLOSSEUM 2次予選を4-3でドロップしました。細かい構成が行き届かず、ミスもあり、思わぬ結果となってしまいました。唯一ノーガードだったラクドスを二回引き、対策をガチガチにしたヨーリオン系のデッキには一度も当たらなかったので、メタを読み違えていたかもしれません。
とはいえ、ディミーアローグにも二度当たったので、ラクドスに強い構成さえ作れれば全然アリだったかもしれません(今現在ラクドスに強い構成が思いついてないんですが)。
ということで残念ながら大会の結果は散々でしたが、ランクマの調子は良かったので答え合わせもかねて、今後のランクマもキチンと回していこうと思います。ま、まだまだ実力不足ってことっすね。精進します。
アモンケットリマスターも出たし、ヒストリックもやりたいなぁ。来週はもしかしたらヒストリックを扱うかもしれません。
それでは、ありがとうございました。またね。
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